電脳交通、日本版ライドシェア対応へ HEARTS TAXIに提供予定
2024/6/28(金)
株式会社電脳交通(以下、電脳交通)は6月27日、「日本型ライドシェア(以下、NRS)」からの配車注文に対応した機能開発開始を発表した。今後、電脳交通は、株式会社HEARTSホールディングス(以下、HEARTSグループ)が提供する配車アプリ「HEARTS TAXI」に、日本型ライドシェアの運行管理に対応したシステムを提供するという。
慢性的に車両が不足している福岡交通圏では、5月27日に福岡県のタクシー会社18社に「日本型ライドシェア」の運行許可が出された。HEARTSグループは、福岡交通圏で「日本型ライドシェア」の運行認可が出された1社だ。電脳交通は、配車アプリ上でライドシェア車両をマッチングさせるためのタクシー配車システムの開発テストを始めている。今夏には、「HEARTS TAXI」にライドシェア対応用の配車システムが搭載される予定だ。「HEARTS TAXI」でライドシェアに対応した配車システムが搭載されると、アプリ画面上でタクシー車両か一般ドライバーの運行するライドシェア車両を選択することが可能となる。電脳交通は、HEARTSグループへ日本型ライドシェア運行管理に対応したシステムの開発、提供、導入サポートを実施し、タクシー車両・日本型ライドシェア車両双方のハイブリッドな運行が円滑に進むようサポートする。
また、電脳交通が開発する日本型ライドシェア向けシステムでは、乗客は電話注文・配車アプリ注文のどちらも利用でき、タクシーと日本型ライドシェアのどちらの車両も選択できる。一方、タクシー事業者側は、タクシーと日本型ライドシェア車両を1つのシステムで運行管理が可能だ。従来のドライバー用タブレット端末だけでなく、ライドシェア車両向けのスマートフォン版ドライバーアプリを提供する。さらに、日本型ライドシェアの運行に必要な事前確定運賃、キャッシュレス決済などにも対応するとのことだ。