電脳交通提供の配車システム、日の丸自動車が拠点と全車両に導入
2022/12/20(火)
日の丸自動車株式会社(以下、日の丸自動車)は、同社が営業する拠点とすべての車両に、株式会社電脳交通(以下、電脳交通)が提供するクラウド型タクシー配車システム「電脳交通」を導入し、11月から運行を開始した。12月15日付のプレスリリースで明かしている。
タクシー業界は、IT化の遅れやドライバーの高齢化、ライドシェアサービスの隆盛などによって大きな過渡期を迎えている。新型コロナウイルスの影響で移動が制限されたことで、廃業を余儀なくされる事業者もあり、さらなる苦境を迎えている。
日の丸自動車は、以前より効率的な配車の重要性を認識し、積極的な設備投資や人材教育を行っていた。さらに、高品質な移動サービスを提供する今後の事業構想を実現するため、配車システムの刷新を検討していた。
同社が新たな取り組みを検討する中で重視したのは、「リモート配車など柔軟な配車業務ができるシステム」、「配車室の効率化や共同配車事業の実績がある」、「電脳交通の配車システムは新サービスの検討や展開がしやすくなる」といった点だ。このような理由から、電脳交通のクラウド型タクシー配車システムを導入している。
くわえて、同社は、11月の導入開始直後から、リモート配車機能やIVR機能といった最先端の機能を使いこなし、効率性の高い配車業務を実現している。今後も、電脳交通の機能を活用し新しい事業展開に取り組んでいく予定だ。
▼関係者のコメント
■日の丸自動車 代表取締役社長 川上秀人氏のコメント
この先、さらに人材確保が困難になる状況を見据え、リモート配車や配車アプリへの対応など、多様で新しい取り組みへの展開が可能な点を踏まえ、電脳交通様のクラウド型タクシー配車システムに魅力を感じ、導入を決めました。
■株式会社電脳交通 代表取締役社長 CEO 近藤洋祐氏のコメント
この度、岐阜県の大手事業者さまである日の丸タクシー様に配車システムをご導入いただきました。既存の配車環境から、より効率を高める機能をご活用いただくことで更なる生産性アップを目指し、お客様へより高い乗車サービスをご提供いたします。更に、自社配車アプリの開発など、日の丸タクシー様の次世代の経営を支えるデジタル戦略を共創できるパートナーとなれるよう、システム開発に取り組んでまいります。