大阪ガスら参画、国内初の浮体式洋上ウィンドファームが五島沖で商用運転開始 再エネ海域利用法第1号案件
2026/1/7(水)
大阪ガス株式会社を含む6社(戸田建設、ENEOSリニューアブル・エナジー、INPEX、関西電力、中部電力)が出資する五島フローティングウィンドファーム合同会社(以下、SPC)は2026年1月5日、長崎県五島市沖に建設した浮体式洋上風力発電所「五島洋上ウィンドファーム」の商用運転を開始した。本発電所は、再エネ海域利用法に基づく公募占用計画の認定を受けた国内第1号案件に当たり、複数機を設置する商用浮体式洋上風力発電所としても国内初の事例となる。
今回SPCが設置した浮体式洋上風力発電の最大の特徴は、代表企業の戸田建設が世界で初めて実用化した「ハイブリッドスパー型浮体」を採用している点だ。
これは浮体上部に鋼、下部にコンクリートを使用する構造で、安定性とコスト競争力を両立させている。建設工事には多くの地元企業が参画しており、今後の運転管理においても引き続き地元企業の協力を得ていく方針だ。
また、発電した電気はエネルギーの地産地消の観点から、地域の小売電気事業者に優先して供給される。
SPCは、2050年のカーボンニュートラル実現に向けた再エネ電源開発の一環として本事業に取り組んでいる。今後も、長期にわたる安定的な運営を通じて、浮体式洋上風力の知見を蓄積し、日本の脱炭素化と地域社会の発展に寄与していく。
プロジェクトは2019年の促進区域指定から始まり、2021年の事業者選定、2022年の海上工事開始を経て、このたびの運転開始に至った。日本の洋上風力発電、特に深い海域に適した浮体式の実用化において、大きな位置づけとなる事業である。







