つばめタクシーグループの四日市つばめ交通、電脳交通のクラウド配車システムを導入 DXで地域交通のサービス向上目指す
2025/8/12(火)
つばめタクシーグループ傘下の四日市つばめ交通は、電脳交通が提供するクラウド型タクシー配車システム「DS」を導入し、新たなシステムでの運行を開始した。配車業務の効率化とオペレーターやドライバーの負担軽減を図り、地域に密着した移動サービスのさらなる向上を目指す。
三重県を拠点とする四日市つばめ交通は、電話による配車注文を中心に、地域住民から厚い信頼を得てきた。同社は、よりスムーズな移動サービスを提供するため、システムの刷新と労働環境の改善を模索していた。
今回、新たな配車システムを検討する中で、電脳交通の「DS」が選ばれた。導入の決め手となったのは、主に3つの点である。第一に、クラウド経由で常に最新の地図情報が反映されるため、正確かつ安全な運行が可能になること。第二に、従来の電話に加え、配車アプリやQRコードといった多様な手段での注文受付に対応できる点。そして第三に、乗客とドライバーの合流を円滑にする通知機能を備えていることだ。
電脳交通のクラウド型システムは、設備の維持コスト削減にも寄与する。四日市つばめ交通は、今回のシステム導入による設備の維持コストの削減や、業務効率化を足がかりに、将来的には「DS」の機能を活用した新たな事業展開も視野に入れている。