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デンソー、EV社用車を活用したエネルギーマネジメントの実証開始

2024/7/3(水)

実証概要

株式会社デンソー(以下、デンソー)は6月17日、デンソー本社内にBEVを活用したエネルギーマネジメントシステムを導入し、クルマ移動とオフィスをカーボンニュートラルにする実証開始を発表した。
同実証では、クルマとさまざまなモノとの間で情報やエネルギーを連携させたV2X(Vehicle to X)※システムを導入し、太陽光発電装置(オンサイトならびにオフサイト)と社有車のBEVおよび定置用蓄電池の間で電力を最適に活用する。これにより、社有車のBEVとデンソー本社の本館(6階建てのオフィス)のカーボンニュートラルを目指す。

※ 自動車とあらゆるモノをつなげる技術のこと。「X」は家、オフィス、工場、系統電力などさまざまな利用先を指す。(プレスリリースより)
今回導入するV2Xシステムは、デンソーが自動車部品開発で培った制御技術の知見や品質管理のノウハウを生かし、独自に開発したものだ。本社内に設置した太陽光発電パネル、普通充電器、V2H-充放電器、社有車のBEV約20台およびEV用蓄電池を複数台連結させた定置用蓄電池システム(トヨタ自動車製)のほか、オフサイトの太陽光発電装置で構成されている。昼間に余剰電力が発生する場合は社有車のBEVおよび定置用蓄電池に貯め、夜間に本館へ放電を行い、再生可能エネルギーの自家消費率を高める。また、本社の5号館受付前には、リアルタイムで電力の自家消費率や需給予測などの実証の様子が見られるサイネージを設置しているという。

なお、デンソーは、今後も社会全体のカーボンニュートラル実現に向け、日々の生活のさまざまなシーンに活用の場を広げることができるソリューションを提供していくと述べている。

実証の様子が見られるサイネージ


(出典:デンソー Webサイトより)

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