DMM、50kW等3タイプの急速充電器を2024年春より導入
2023/8/4(金)
合同会社DMM.com(以下、DMM)は8月1日、同社が提供するEV充電サービス「DMM EV CHARGE」において、2024年春より50kW、120kW、180kWの急速充電器を導入し、従量課金での支払いにも対応すると発表した。
DMMは、全国の商業施設や宿泊施設、公共施設、マンション等に対してEV充電サービスを提供する「DMM EV CHARGE」を2023年5月より開始している。これまで、事業者向けに初期費用(機器・工事費)およびサービス利用料が無料の「0円プラン」と、各施設で充電器を設置してもらうかわりに販売価格の一部を還元する「売電シェアプラン」の2つのプランを提供中だ。今回の取り組みにより、設置場所の利用ニーズ・利用状況に応じて最適な充電器を選んでもらうことが可能になる。例えば、滞在時間が長い商業施設や宿泊施設などでは普通充電器、滞在時間が比較的短いガソリンスタンドや高速道路サービスエリア・パーキングエリアなどでは急速充電器を導入してもらうなどだ。
さらに、同サービスでは、充電時間単位での課金方式にくわえて、充電のために消費した電力量に応じて課金する従量課金方式にも対応する。これにより、充電時間単位での課金の場合に生じうる、充電に時間のかかる出力の低い充電器のほうが料金が高くなるといったことがなくなり、利用者は実際に使用した電力量に基づいて料金を支払うことができる。このため、より合理的で納得感の高い支払い方法を選択することが可能になる。従量課金での支払いは2024年春以降に対応予定だ。
なお、DMMは、同サービスにおいて、今後2024年中に全国で1万基の充電器設置を目指す。そして、経路上および目的地での充電、普通・急速充電器への対応など、多様なニーズをカバーすることで業界No.1のEV充電サービスを追及していくと述べている。