DNP、ミックウェアが資本業務提携 車ソフトや新事業を共同開発
2024/9/4(水)
大日本印刷(DNP)は、モビリティ関連のソフトウェア・システム開発を手掛けるミックウェア(本社:神戸市中央区)と資本業務提携契約を結んだと8月30日、発表した。両社の技術、人材を相互活用して自動車関連のソフト開発や新事業開発、製品・サービスの相互販売支援を行う。
DNPは「モビリティ・産業用高機能材関連」を注力事業領域に掲げており、車載ソフトやコネクテッド基盤の開発に強みをもつミックウェアと協業する。両社のデジタル技術を掛け合わせて、モビリティ領域のDX推進と事業拡大を図る。ミックウェアはナビゲーションシステムを中核として車載インフォテインメントやコネクテッド基盤を開発している。DNPは、自社がもつ情報システムやスマートコミュニケーション技術でミックウェアと連携する。
業務提携内容は「両社の資源を相互に活用した自動車向けソフト開発」「協業による新事業開発」「両社の製品・サービスに関する事業展開支援」の3つ。
「自動車向けソフト開発」では、両社の知的・人的資源を相互に活用して各社の事業領域と規模の拡大を図る。また、車両からの映像データを活用したデジタルコンテンツ作成の研究開発などを進め、両社協業による新事業構築を目指す。
「事業展開支援」では両社の製品・サービスを共同で販売する。DNPの統合コックピット向け表示部材を拡販したり、ミックウェアのソフト・サービスを海外展開したりを2社で検討する。