自動宅配ロボが複数店舗からデリバリー第2弾 深夜営業も視野に
2022/1/27(木)
ENEOSホールディングス株式会社(以下、ENEOS)、株式会社ZMP(以下、ZMP)、および株式会社エニキャリ(以下、エニキャリ)は、自動宅配ロボットを活用したデリバリー事業の実証実験を実施する。エニキャリが1月26日付のプレスリリースで明かした。
3社は2021年2月、東京都中央区佃・月島エリアにおいて自動宅配ロボットを活用したデリバリーの実証を実施した。ZMP提供の自動宅配ロボット「デリロ(DeliRo)」を活用し、「デリロ」のシステムと連携する注文・配送プラットフォームの有効性等を確認している。今回の実証は、東京都中央区佃・月島・勝どきエリアにおいて、2月1日~2月28日の期間に実施する。「デリロ」を2台に増やし、2カ所の設置拠点に配備。配送可能エリア内の多くのパートナー事業者・配送先に参加してもらい、遠隔監視による公道でのデリバリーを行う。事業性の検証を目的として、実用化に準じた体制・サービス内容で実証を行う予定だ。
今回の実証では、特定の事業者に特化した配送ではなく、さまざまな事業者が利用できるデリバリーサービスの確立を目指している。複数事業者が参加する遠隔監視による配送の取り組みは、国内初の試みだ。将来的には、人手確保が困難な深夜時間帯での営業も視野に入れており、2月18日にトライアルとして深夜営業を予定している。なお、3社は、配達員の人手不足解消や安全性の確保といった課題解決につながる、安心・安全なデリバリーサービスを、2022年度以降に開始することを目指すと述べている。