液浸冷却バッテリーシステムとは、バッテリーセルを絶縁性の冷却液で完全に浸すことによって直接冷却を行うシステムだ。従来の空冷や間接冷却と比べて、バッテリーの放熱効率が大幅に改善され、高い安全性の確立および省エネルギー化への貢献（環境負荷の軽減）が期待されている。

ENEOSは、データセンター向けサーバー液浸冷却液「ENEOS Ⅸ」の開発で培った液浸冷却技術や、長年の潤滑油製造で得た添加剤処方技術の知見を生かし、液浸冷却バッテリーシステムに最適な冷却液を開発、提案していくという。一方、XING社は、車両用途をはじめさまざまな分野で液浸冷却バッテリーシステムの実証で培った知見を生かし、ENEOSと共に最適な液浸冷却バッテリーシステムを提案していくとのことだ。

なお、両社は、今回の戦略的パートナーシップ締結により、液浸冷却バッテリーシステムに関する革新的な取り組みを通じて、サステナブルな未来の実現を目指していくと述べている。

（出典：ENEOS Webサイトより）