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EVモーターズ・ジャパン、シリーズCラウンドで14.5億円の資金を調達

2023/3/28(火)

シリーズCラウンド
参加企業

株式会社EV モーターズ・ジャパン(以下、EVモーターズ・ジャパン)は、シリーズCラウンドにおいて、第三者割当増資により、計14社から合計14.5億円の資金調達を行った。3月27日付のプレスリリースで明かしている。

今回の資金調達は、3月27日まで実施されたものだ。いよぎんキャピタル株式会社(以下、いよぎんキャピタル)、インキュベイトファンド株式会社(以下、インキュベイトファンド)、インターウォーズ株式会社(以下、インターウォーズ)、株式会社NTTドコモ・ベンチャーズ(以下、NTTドコモ・ベンチャーズ)、株式会社 Cygames Capital、四国電力株式会社(以下、四国電力)、JA三井リース九州株式会社(以下、JA三井リース九州)、株式会社壮栄(以下、壮栄)、株式会社プラスアドグループ(以下、プラスアドグループ)、三菱UFJ信託銀行株式会社(以下、三菱UFJ信託銀行)、株式会社モリタホールディングス(以下、モリタホールディングス)、株式会社レスターエレクトロニクス(以下、レスターエレクトロニクス)等の計14社が参加している。

今回でEVモーターズ・ジャパンのシリーズCラウンドの資金調達は終了した。全ラウンド合計の資金調達額は、総額47.25億円となる。同社は、今回調達した資金の使用用途として、現在受注している利用者の仕込み資金、今後想定される大量受注の案件等へ対応するための国内商用EV量産組み立て工場の建設資金、EV市場のニーズに的確に応えるための試作車両・デモ車開発の研究費、組織体制の強化等に充当するという。さらに、同社は、強固な商用EV量産体制の構築とさらなる車両ラインナップの拡充を図り、ゼロエミッション社会の実現へまい進していくと述べている。

▼出資者コメント
■いよぎんキャピタル 投資部長 徳永邦彦氏のコメント
 EVモーターズ・ジャパン様は、独自の充放電制御技術により消費電力を削減、優れた電費で長い航続距離を実現する商用EVを開発しています。弊社7号ファンドでは、投資領域として環境エネルギースタートアップにも注目しており、国内商用EVのトップランナーである当社の高い技術力と真摯な取組みを評価し第1号案件として投資させていただきました。
私どもの地元、愛媛県松山市では当社製のEVバスが既に路線で活躍しています。今後、各地で当社製EVバスの導入が進んでいくことを確信しています。

■インキュベイトファンド 代表パートナー 和田圭祐氏のコメント
 EVモーターズ・ジャパンの「日本のバッテリー安全技術でゼロエミッション社会の実現を目指す」というビジョンに共感し、今回ラウンドから支援させていただくこととなりました。
創業者である佐藤CEOが、30年以上にわたり最前線で磨き続けてきたリチウムイオン電池に関する知見と電池制御の技術力を活かし、EVモーターズ・ジャパンが日本発商用EV産業のリーディングカンパニーとして世界市場を開拓していくことを期待しています。
EVモーターズ・ジャパンへの支援を通じて、ゼロエミッション社会の実現に向け、貢献していく所存です。

■インターウォーズ 代表取締役社長 吉井信隆氏のコメント
株式会社EVモーターズ・ジャパンの「日本のバッテリー安全技術でゼロエミッション社会の実現を目指す」目標に向けて、同社の事業展開は商用EV車にとどまらず、環境配慮も踏まえた独自の電池充放電制御技術を活用したエネルギーマネジメント事業を広く展開する取り組みに共感し、出資させていただきました。
当社が28年にわたり取り組んできたインキュベーション事業のナレッジを始め、マーケティング支援、幹部人材紹介、インキュベーションプレイスを提供し、より良い社会の実現に貢献してまいります。

■NTTドコモ・ベンチャーズ Director 雨宮大地氏のコメント
地域交通も支えつつ、災害対策として移動電源車の役割を持つことができるEVバスの可能性と、それを自分の手で広めていかなければという佐藤社長の強い使命感に共感し、今回の出資に至りました。
バッテリー・インバーター制御技術を応用した低消費電力・長寿命の商用EVは、これまで課題であった車両価格、航続距離、メンテナンス等の課題解決に寄与し、EV化に欠かせない存在になると確信しております。
EVモーターズ・ジャパンが目指す「ゼロエミッション社会の実現」に向け、NTTドコモおよびNTTグループとしてもさまざまな共創可能性があると考えており、共に世界の景色を変えていければと思っております。

■四国電力 副社長執行役員 白井久司氏のコメント
EVモーターズ・ジャパンが開発・販売するEVバスをはじめとした電動モビリティは、今後の脱炭素化に大きく貢献するものと期待を寄せております。弊社としてもEVモーターズ・ジャパンならびに出資パートナーの皆様と力を合わせ、脱炭社会の実現に取り組んでまいります。

■JA三井リース九州 代表取締役 柴田稔氏のコメント
JA三井リースグループは、中期経営計画「Real Change 2025」の重点施策として「モビリティ関連事業への進出」を、サステナビリティ経営の重点取組として「脱炭素に向けた再生可能エネルギー普及とトランジション促進」をそれぞれ掲げております。
このたび、EVモーターズ・ジャパンが展開する商用EVの開発・製造・販売事業やエネルギーマネジメント事業の成長性や社会的意義に着目し、EVモーターズ・ジャパンへの出資を決定いたしました。本件を機に、JA三井リースグループの持つファイナンス機能や営業ネットワークの提供等、多岐にわたる連携を加速し、EVモーターズ・ジャパンの事業拡大に貢献することで、持続可能で豊かな社会の実現を目指してまいります。

■株式会社壮栄 代表取締役社長 梶原滋幸氏のコメント 
 EVモーターズ・ジャパン様の永年に渉る商用 EV車、および蓄電池の開発の集大成として国内初の商用EV車専用組み立て工場が北九州若松の地において建設されること、心よりお慶び申し上げます。
この度、環境配慮型製品の国内生産、EV 技術の発信及び地場産業の活性化を推進される EVモーターズ・ジャパン様の工場建設にご縁を頂きました。
今回の資本業務提携により当社モットーである「おもいをカタチに」を実現すべく地域とのパイプ役を担うと共に当社事業の軸である再生可能エネルギー事業の経験を活かし、ゼロエミッション実現に向け、建設的な役割と設備の構築、EV 車などの製品の生産・工場運営、販売、及び PR 活動をタイアップし、地域の活性化を図り、脱炭素事業に深く貢献して参ります。

■プラスアドグループ 代表取締役 片山正之氏のコメント
 当社グループは北九州市に本社を構え、『人を笑顔に、街を元気に』という社会的ミッションを掲げて九州・山口全域で地方創生・総合人材サービスを提案しています。環境未来都市・SDGs未来都市である北九州市に誕生したEVモーターズ・ジャパン様への出資を通じたカーボンニュートラルへの貢献は私たちのミッション実現にも繋がるものと考えております。
また地域DMO候補法人である(協)北九州イベントスタッフ協会の参画企業として、北九州市若松区に建設される国内初の商用EV専用組立工場を含む体感型EV複合施設「ゼロエミッション e-PARK」は、SDGs探求型の観光施設としても注目を集めると期待しています。これを機に、EVモーターズ・ジャパン様とともに市内の観光産業・市民と力を合わせ、地域を盛り上げてまいります。

■三菱UFJ信託銀行 理事 法人マーケット統括部付部長 池永篤史氏のコメント
 EVモーターズ・ジャパン様の国産商用EVの量産化ならびにエネルギー・マネジメント事業によるゼロエミッション社会の実現という挑戦に共感し、充放電応用システムのトップランナーとして培われた技術により、脱炭素社会の実現に向けて大きく貢献されていくと確信しております。
微力ながら当社の有するノウハウ・ネットワークをご提供し「価値ある共創」の実現に向けてともに歩んで参りたく存じます。

■モリタホールディングス 取締役 常務執行役員 森本邦夫氏のコメント
 当社グループは、消防車両のリーディングカンパニーとして、先進の技術で世界に安心安全をお届けし、持続可能な社会の実現に貢献することを目指しております。
この度の資本業務提携により、EVモーターズ・ジャパン様が保有する商用EVに関する高い技術と、当社が培ってきた消防車両に関する技術を有機的に結合させることで、お客様や社会に最適なソリューションをご提供することが可能になると確信しております。
当社グループは、消防車両のEV化を推進することにより、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

■レスターエレクトロ二クス 成長戦略部門 部門長 吉本健氏のコメント
レスターグループは情報プラットフォームから再エネ発電、蓄電システムに至る幅広い事業にパートナー企業と共に取り組んでいます。EVモーターズ・ジャパン様の国産EV車両にとどまらず、蓄電システム、再エネ発電を含めたゼロカーボン化を目指すビジョンに共感し、多く領域で共創することにより社会課題の解決を目指したいと考えております。

これまでのラウンド参加企業

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