【世界初】自動運転バスEVO2台同時の定常運行を開始 茨城県常陸太田で
2025/3/6(木)
茨城県常陸太田市は2月18日、レベル4対応の自動運転EVバス「Navya EVO」(以下EVO)2台による同時定常運行を始めた。車両を製造し、運行システムなどを提供するマクニカが17日に発表した。複数台の同車両による定常運行は世界初。レベル2自動運転で運行しながら2台の運行データを収集し、2025年度のレベル4運行を目指す。
常陸太田市では24年2月よりEVOの定常運行を開始。愛称「じょっピー」と名付けられたバスは市役所を起点に市街地の商業施設を結ぶ東部地区を運行していた。今回、市が2台目のバスを購入し、市民から要望が多く寄せられた鉄道駅、常陸太田駅と駅前の鯨ヶ丘方面を走る路線を追加した。バスの走行情報をマクニカの遠隔運行管理システム「everfleet」に連携させ、リアルタイムに確認できる。また、市の行政情報アプリ「じょうづるさんナビ」内デジタルマップでバス2台の位置情報や車内の混雑情報を見られる。