モビリティ業界での顔認証の取り組みまとめ【2020年~2021年8月】
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2021/9/22(水)
顔認証を使った技術は、決済手段などに活用されている。モビリティ業界でもこの流れは進んでおり、顔認証により運賃や乗車料金の支払いを行う実証実験も行われている。当記事では、モビリティ業界での顔認証の取り組みをまとめる。
富山県富山市(以下、富山市)
富山市では、市中心部および観光地である岩瀬地区の飲食店や観光施設30カ所で「顔認証」で決済ができるシステムの社会実験を行った。顔認証技術による決済システムの利便性を市民や観光客が実際に体感する場を設け、生活や観光の動向にもたらす影響等を検証する。実験は2020年10月1日から2021年3月31日まで実施した。サービス提供店舗は30カ所(中心市街地20カ所、岩瀬地区:10カ所)だ。スマートフォンから登録用ウェブサイトにアクセスし、顔情報とクレジットカード情報等を登録すると、各施設に設置されたタブレット端末に顔を向けるだけで料金を決済できる。
顔認証による決済のほか、富山駅におもてなしサイネージを設置して観光面の効果も検証した。同駅総合案内所横にカメラ付きサイネージを設置し、顔情報を登録した人がサイネージに近づくと、画面に歓迎メッセージを表示する。
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