カーボンニュートラルやSDGsの観点から、さまざまな分野での取り組みが行われている。合成燃料やバイオディーゼルもそういった取り組みで生まれたものの1つだ。大阪・関西万博では、合成燃料を混合した燃料で使用した乗用車が走ったり、バイオガスプラントが出展されていたりと、取り組みの現状が公開されている。
さらに、大阪産業局は、ヘルスケア分野とカーボンニュートラル分野で業界を牽引する製品・サービスの開発や社会実装をめざすスタートアップを支援するプログラムとして、2023年より「HeCNOS AWARD（ヘクノス・アワード）」を実施。大阪ヘルスケアパビリオン内のリボーンチャレンジブースで受賞企業による出展が行われている。
今後課題となるのは、これらの燃料の立ち位置だ。商用車に限定するのか、一般車にも供給するのかといった立ち位置次第で、求められる供給量や価格も変化するはずだ。
当記事では、2024年6月～2025年6月に行われた合成燃料・バイオディーゼル関連の取り組みについてまとめる。