BOLDLYら、自動運転EVバス公道運行実証を山梨県富士吉田市で実施
2025/1/8(水)
山梨県富士吉田市、富士急行株式会社、富士急バス株式会社、BOLDLY株式会社は1月7日、持続可能な地域公共交通の実現を目指し、自動運転EVバス運行の実証実験の実施を発表した。
同実証の目的は、国土交通省の「地域公共交通確保維持改善事業補助金(自動運転社会実装推進事業)」の採択を受け、少子高齢化や運転士不足、訪日外国人観光客の急増等地域公共交通に関わるさまざまな課題の解決に加え、富士山のオーバーツーリズム対策や脱炭素化といった持続的な富士山の環境保全を図ることだ。地方公共団体、関係行政機関、交通事業者による【富士吉田市レベル4モビリティ・地域コミッティ】を設立し、自動運転レベル4を見据えた取り組みとして実施する.
また、4者は、富士山の麓から五合目を結ぶ自動車道「富士スバルライン」ルートで実証を2024年11月に行った。今回の実証では、富士吉田市内の公道「富士みち」を中心とした市内を循環するルートにおける実証運行を2025年1月31日~2月28日に実施する。
さらに、同実証では、自動運転システムと遠隔監視システムを搭載した新型の自動運転EVバスを導入し、遠隔監視員及び乗務員を配置して自動運転レベル2で運行する。これにより、自動運転EVバスの運行に関わる経営面や技術面、社会受容性を検証し、2025年度における自動運転レベル4の社会実装を目指すという。