本事業は、国土交通省の「地域公共交通確保維持改善事業費補助金(自動運転事業関係)」を活用し導入した自動運転バス1台で行う。

JR横芝駅、東陽病院およびカスミ横芝光店（スーパー、ピアシティ横芝光内）を結ぶルート（1 周約5.5km）を走行する。ルート上に設けた3つのバス停は全て、千葉交通株式会社の協力のもと、同社が運営する路線バスのバス停を共用するとのことだ。これにより、デマンドタクシーの利用者が多いルートを自動運転バスが定期運行することで、デマンドタクシーへ集中していた需要を緩和できる。そして、住民が便利で自由に移動できる公共交通の実現を目指す。

また、見通しが悪い場所にカメラを設置し、車内のオペーレーターによる視認が難しいエリアの状況を把握する。車両や歩行者を検知した場合には、車内モニターに表示する技術の検証も行うとのことだ。

なお3者は、自動運転バスの運行実績を積み重ね知見を蓄積するとともに、 自動運転に関するさまざまな技術の検証・導入を進めていく。そして2025年以降をめどに一部区間で自動運転レベル4による運行を目指すと述べている。