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大和ハウスグループ、Hacobuのアプリで18拠点の軒先情報公開

2025/2/7(金)

大和ハウスグループの大和物流株式会社(以下、大和物流)と株式会社Hacobu(ハコブ 以下、Hacobu)は2月5日、大和物流の18拠点における軒先情報を、トラックドライバー向けスマートフォンアプリ「MOVO Driver」で公開することを発表した。

大和物流は、2024年4月からトラック予約受付サービス「MOVO Berth」を18拠点に導入している。この18拠点において、スマートフォンアプリ「MOVO Driver」を活用して軒先情報を公開する。今回公開する情報例は、「受付時間」、「構内での待機可否」、「入場口」、「受付場所」、「夜間受付の有無」、「荷役を行う際の、物流センターからドライバーへの連絡方法(電話やショートメッセージなど)」、「問い合わせ先(電話番号)」、「予約受付システムの種類」などだ。MOVO Driverの機能の一つである「物流情報マップ」で公開するという。

なお、大和物流は、物流プロセスの最適化を加速するため、「MOVO Berth」の導入・活用を積極的に進めており、2025年12月末までに、50拠点以上の物流センターへ導入を拡大していく予定だ。MOVO Berth導入により、荷待ち・荷役時間を可視化することで具体的な課題を把握し、解決策の立案・実施に取り組むという。

▼関係者のコメント
大和物流 業務推進部 部長 向山 直樹(むこうやま なおき)氏のコメント

MOVO Berth導入のきっかけは、待機中のドライバーを電話で誘導する際の工数削減の必要性を感じたことでした。Hacobu社との事前打ち合わせで効果をイメージできたため、「ドライバーや事業所担当者に受け入れてもらえるか」という点を意識しながら導入を決断しました。

「ドライバーに受付の負荷をかけない」「初めてのドライバーが理解しやすいように説明の工夫を行う」「誘導担当者に負荷をかけない」の3点を重視して準備を進めました。

この3点に対して、Hacobu社のご担当者様に迅速に対応いただき、想像以上に段取りよくMOVO Berthを導入・定着させることができました。使い方が分かりやすく、準備工数も少ないため、現在も全国の物流センターにMOVO Berthの展開を行っています。物流関連2法への対応でも導入効果が見込めるため、今後も活用し続けていきたいと考えています。

Hacobu プロダクトマネジメント部 MOVO Driverプロダクトマネージャー 小谷 方人(こたに まさと)氏のコメント

多重下請けなど物流業界の構造的な課題から、伝えたはずの軒先情報がドライバーに伝わっておらず、ドライバー自身が事前に軒先情報を確認しないといけないことが常態化してしまっています。

そんな中、大和物流様が公式の軒先情報を積極的にご提供くださることは、物流センターからの情報公開という新たな流れを生み出す大きな一歩だと考えています。私たちもこの取り組みを通じ、ドライバーの皆様が安心して業務に取り組める環境を整備するとともに、物流業界全体の働きやすい環境づくりに一層貢献していきたいと考えています。

物流情報マップ

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