HISら、奥多摩の地域活性に向け「新・目的地創出事業」協定締結
2025/6/24(火)
沿線まるごと社、東京都奥多摩町、さとゆめ社、エイチ・アイ・エス(以下、HIS)は6月20日、「新・目的地創出事業-Destination Create Project-」(以下、DCP)※1に関する包括連携協定締結を発表した。
今回の協定では、HISが培ったノウハウを用いてインバウンド送客等を強化するとともに、さとゆめや地域事業者と共に奥多摩の地域資産を生かした国内外の観光需要強化を図る。具体的には、「地域振興・地方創生に関すること」、「観光・地域の魅力発信に関すること」、「インバウンドを含めた観光産業振興計画の策定・実行に関すること」、「観光施設等への誘客促進に関すること」、「関係人口の創出に関すること」、「企業の誘致・連携に関すること」、「SDGsの推進に関すること」、「自然環境の活用および保全に関すること」、「文化・産業・観光振興に関すること」、「その他目的達成のため必要とすること」に取り組むとのことだ。
▼関係者のコメント
■奥多摩町 町長 師岡伸公氏のコメント
奥多摩町は昭和30年の町制施行以来、町全域が秩父多摩甲斐国立公園に包含される豊かな自然のもと「観光立町」を標榜し、首都東京のオアシスとして多くの観光客をお迎えしていますが、コロナ禍前の誘客数まで戻っていない状況であります。
本年、町制施行70周年を迎え、また、町の第6期長期総合計画がスタートする中、今回のさとゆめ・沿線まるごと・HISとの協定締結により、日帰り中心から宿泊型の観光コンテンツの造成や、インバウンドを含めた観光客の誘客、関係人口の創出につながるよう、町として官民連携のもと、さらなる観光振興を図ってまいります。
■さとゆめ 代表取締役CEO 兼 沿線まるごと 代表取締役 嶋田俊平氏のコメント
奥多摩町とDCP協定を締結できることを、心から嬉しく思います。奥多摩町は、かつて、我々さとゆめが10年以上前から地方創生事業を手掛けている山梨県小菅村に通う際に電車や車で通過する場所でしたが、いつしか、奥多摩町は我々にとっての「目的地」になっていました。多摩川の美しい流れ、渓谷美、川沿いの集落の素朴な風景、そして、奥多摩を愛する方々の想いやチャレンジに心を打たれ、気づけば奥多摩に会社を設立し、「沿線まるごとホテル」という事業を5年前から推進しています。我々にとって奥多摩町が目的地になったように、世界中の方々にとって奥多摩町が目指すべき目的地になるよう、4者で連携し、全力で取り組んでまいります。
■HIS 法人営業本部 本部長 加治木宏氏のコメント
奥多摩町の奥多摩湖に代表される豊かな水資源、町全体が国立公園という雄大な自然、そしてそこで育まれてきた歴史・文化は、守るべき素晴らしい観光資源だと思います。
また、奥多摩町とは、都心からのアクセスが良い点や、国内観光はもちろん、インバウンドの可能性も十分に期待できる地域であることから、2024年11月より、誘客促進のための意見交換および提案を行うプロジェクトを実施しております。
今回の協定締結を機に、私たちHISが展開している海外57ヶ国のネットワークと、これまで事業を通じて培った経験を活かし、奥多摩町の持つ素晴らしい観光資源をより多くの方々に知っていただくとともに、地域経済の活性化のため、地域の方々と4者が緊密に連携し、様々な課題解決に取り組んでまいります。
※「新・目的地創出事業-Destination Create Project-」
新たな旅の目的地を創造することで人々が人生の目的地を見つめ、生き方・暮らし方・働き方をアップデートするプロジェクト(プレスリリースより)
新たな旅の目的地を創造することで人々が人生の目的地を見つめ、生き方・暮らし方・働き方をアップデートするプロジェクト(プレスリリースより)