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ENEOSら、Gachaco設立 EV二輪車のバッテリーシェアリングへ

2022/4/1(金)

Gachacoの目指す世界観

ENEOSホールディングス株式会社(以下、ENEOS)、本田技研工業株式会社(以下、ホンダ)、カワサキモータース株式会社(以下、カワサキモータース)、スズキ株式会社(以下、スズキ)、およびヤマハ発動機株式会社(以下、ヤマハ)の5社は、「株式会社Gachaco(ガチャコ 以下、Gachaco)」を4月1日に設立する。3月30日付のプレスリリースで明かした。

ENEOSは、電動モビリティをはじめとするバッテリー循環利用の仕組みBaaS(Battery as a Service)プラットフォームの構築を行っている。そして、電動モビリティの普及の課題である長時間充電の面倒さ、外出時のバッテリー充電切れへの懸念を、エネルギー供給事業者という立場から解決し、循環型社会の実現に貢献することを目指している。

一方、ホンダ、カワサキモータース、スズキ、およびヤマハは、電動二輪車普及に向けた、電動二輪車用交換式バッテリーの共通仕様合意、そして、共通利用環境整備の検討を進めている。

Gachacoは、電動モビリティの普及という共通の目標を有する5社が連携し、電動二輪車用の共通仕様バッテリーのシェアリングサービスを提供する。これにより、連携5社は、循環型社会の実現にさらに貢献できるものと考えているという。

Gachacoは、2022年秋をめどに、まず電動二輪車の共通仕様に適合したバッテリー「Honda Mobile Power Pack e:」のシェアリングサービスを東京などの大都市圏から開始する予定だ。バッテリー交換ステーションである「Honda Mobile Power Pack Exchanger e:」は、駅前などの利便性の高い場所や、ENEOSのサービスステーションなどへの設置を検討する。

また、将来的には電動二輪車用だけでなく、商業施設や住宅等に設置する蓄電池などさまざまな製品においても共通仕様バッテリー利用促進を目指す。さらに、Gachacoのシェアリングサービスで発生した消耗バッテリーは、ENEOSが検討している「BaaSプラットフォーム」を通して、2次利用・3次利用・リサイクルすることで、バッテリーの循環利用を促進する。

なお、Gachacoは、電動モビリティを利用するすべての人に、充電切れの心配がなく、安全・安心に使ってもらえるバッテリーの給電ネットワークをインフラとして構築することを目指す。そして、脱炭素・循環型社会の実現に貢献すると述べている。



(出典:ホンダ Webサイトより)

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