ヒョンデが愛知県豊橋市にFCEV「NEXO」無償貸与、提携を深化
2024/8/15(木)
Hyundai Mobility Japan(ヒョンデ)は8月9日、燃料電池自動車(FCEV)の「NEXO」(読み:ネッソ)1台を愛知県豊橋市に公用車として無償貸与したと発表した。市が進める脱炭素に協力する。
ヒョンデは2023年4月、豊橋市内に新車整備センターを開設し、24年1月には市と「電動車災害派遣協定」を結んだ。協定に基づき、ヒョンデはBEV主力モデル「IONIQ5」(アイオニックファイブ)1台を公用車として市に寄贈。災害発生時には、センター内のIONIQ5とBEV「KONA」(コナ)を移動式電源として市に提供することを決めている。
市が進める脱炭素社会への取り組みの一環として、ヒョンデはNEXOの無償貸与を決定。車両は、公用の移動に加えて市が開催する行事などに広く活用される予定という。
FCEVの導入を機に、豊橋市は市民や職員の環境意識を啓発したり脱炭素を推進したりを予定している。ヒョンデは市とさらに幅広い提携関係を構築したい考えで、ガス無排出車(ZEV)普及を通じて地域社会との連携を強化するとしている。