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タクシーサイネージのIRISと電通ら、タクシー内動画の広告効果を検証

2021/3/23(火)

タクシーサイネージメディア「Tokyo Prime」を運営するIRISが19日、電通、電通サイエンスジャム、OOHメディア・ソリューションと共同で行った、「ニューロリサーチを活用した広告効果検証プロジェクト」の検証結果を発表した。
※「ニューロリサーチ」とは、簡易型脳波計測機を用いて脳波を取得し、独自のアルゴリズムから感性を可視化する調査手法。これまで数値化が難しかった感性評価を、脳波を活用することで論理的に共有することができ、より深いインサイト調査が可能。(IRIS プレスリリースより)
「Tokyo Prime」では、様々な企業人にフォーカスしたインタビューコンテンツ「Tokyo Prime Voice」を2020年4月より提供している。「Tokyo Prime Voice」では、インタビュー動画とCM素材をセットで掲載するタイアップ広告を販売し、通常メニューよりも高い広告到達率を計測しているという。

今回IRIS、および電通グループ3社は「Tokyo Prime Voice」のタイアップ広告の高い効果が生まれる要因をニューロリサーチを活用し分析した。 「Tokyo Prime Voice(インタビュー)+その企業の広告のセット」と「他コンテンツ+他広告のセット」という2つの異なるパターンで比較計測を行った結果、「Tokyo Prime Voice(インタビュー)+その企業の広告のセット」の視聴時の「集中度」と「ワクワク度」が高く、「ストレス度」が低いという結果となった。

通常、コンテンツから広告へ移行すると、「ストレス度」が上がる傾向にあるという。「Tokyo Prime Voice(インタビュー)」と直後の広告の親和性の高さからスムーズに移行がされている可能性が見られた。

同様に、コンテンツの変化により集中が途切れることが多い中で、「集中度」も他の広告よりも維持している。これによりIRISは、企業人に対するインタビューと当該企業のCMをセットで放映するフォーマットは、広告効果として有用だと判断している。

なおIRISは、タクシー乗車体験の向上、広告効果の向上のため、今後もさまざまな角度からタクシーサイネージを分析し、その結果をもとにプロダクト改善・向上に努めると述べている。

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