アイサンテクノロジー、国交省の自動運転補助事業に参画 全国17地域でレベル4実装を目指す
2025/10/24(金)
アイサンテクノロジーと、その子会社であるA-Driveは、国土交通省の「自動運転社会実装推進事業」において、全国17地域の実証実験に参画することを発表した。これまでの実績と知見を活かし、調査から社会実装までを支援。将来のレベル4自動運転の実現と、持続可能な地域交通の構築を目指す。
国土交通省の「自動運転社会実装推進事業」は、運転手不足や交通空白地の発生といった地域公共交通の課題を、自動運転技術の導入によって解決することを目指す補助事業だ。全国の地方公共団体から公募された事業の中から、将来的なレベル4(特定条件下での完全自動運転)の実現性や持続可能性などの観点で審査が行われ、67の事業が採択された。
このうち、アイサンテクノロジーとA-Driveは、特に先進的な取り組みとして手厚い支援が受けられる「重点支援事業」3地域と、早期のレベル4実装が見込まれる「一般支援事業」14地域の、合計17地域への参画が決定。
両社は今後、採択された各地方公共団体やコンソーシアムと連携し、事業計画の策定支援から実証運行のオペレーション、大型バスを用いた社会実装に至るまで、多様なフェーズで事業を支援していく。
今回の参画を通じて、アイサンテクノロジーとA-Driveは、レベル4自動運転の実現に不可欠な安全性や社会受容性の検証、さらなる技術開発を推進する。また、自動運転技術を通じて「地域の足」の持続可能なあり方を追求し、スマートモビリティ社会の実現に貢献していくとしている。








