いすゞ、BEVのコネクテッドサービスのグローバル展開を北米より開始
2024/8/1(木)
いすゞ自動車株式会社(以下、いすゞ)は7月31日、いすゞとして海外市場では初となる、バッテリーEV(BEV)向けコネクテッドサービスの展開を北米より開始、BEVトラック導入に合わせた順次各国市場への展開を発表した。
今回のサービスは、同社が8月に予定している小型BEVトラック「Nシリーズ EV」の北米市場への投入に伴って開始するものだ。商用車情報基盤「GATEX(ゲーテックス)」を利用し、「稼働サポート」と「充電マネジメント機能」を世界共通で提供する。
「稼働サポート」では、自社のオフィスでバッテリーのSOH※1やSOC※2、残走行可能距離などを確認できる。さらに、より省電費な運転につながるアドバイスを行う、省電費運転レポートが作成可能だ。万が一の車両故障時にも、故障の内容や車両の位置情報を運送事業者やいすゞサービス工場向けに通知。これにより、故障へのスムーズな対応が可能になる。また、定期点検の時期や内容を知らせ、確実な管理を行うことで、安心して車両を使用できる。
※1 State of Healthの略。バッテリーの劣化状態を表す
※2 State of Chargeの略。バッテリーの充電残量を表す(プレスリリースより)
※2 State of Chargeの略。バッテリーの充電残量を表す(プレスリリースより)
一方、充電マネジメント機能では、予め定めた充電計画に沿って、遠隔で各車両の充電制御を行うことができる。これにより、施設の電力デマンドピークの上昇に伴う課題を回避することが可能だ。
なお、いすゞは、世界中のユーザーに安心してBEVトラックを使ってもらえるよう稼働をサポートする。さらに、「GATEX」を通じて、各市場で求められるコネクテッドサービスを提供することで、カーボンニュートラル社会の実現に貢献すると述べている。
(出典:いすゞ Webサイトより)