いすゞら、医薬品物流プラットフォーム構築の実証開始 医薬品を一元管理へ
2025/10/28(火)
ロジスティクスナイト・ジャパン(以下、LKJ)、いすゞ自動車(以下、いすゞ)および富士通は10月27日、製造拠点から、調剤薬局や病院などの最終納品先にわたる物流網において医薬品を一元管理する医薬品物流プラットフォームの構築に向けた実証実験を11月上旬より開始すると発表した。
同実証は、LKJ・いすゞ・富士通の3社のほか、トランストロン社、Ridgelinez社をくわえた5社共同で国土交通省の公募事業「物流イノベーション実装支援事業」に応募し、「医薬品物流プラットフォーム事業」として採択を受けたものだ。医薬品物流における輸送品質と適正温度の管理、および物流効率化を目指した共同輸送やパレット単位での輸送シミュレーションを実施するという。
また、同実証では、「医薬品の適正流通(GDP)ガイドライン※1に準拠した物流網全体における医薬品の理論在庫値および輸送・保管温度の可視化」、「物流効率化に向けた共同輸送」、「作業効率化に向けたパレット輸送の導入効果検証」の3テーマに取り組む。共同輸送にあたっては、国内で製造された医薬品を北海道内の調剤薬局や病院まで運ぶルートにおいてシミュレーションを実施するという。
なお、3社は、データ連携の高度化を通じ、物流網全体での品質の担保や、在庫廃棄の削減・在庫偏在の解消など、物流の効率化と医薬品の安定供給に貢献するため、経済産業省および国土交通省が推進するフィジカルインターネット実現会議※2の医薬品ワーキンググループと連携し、医薬品物流プラットフォームの実現に向けて検討を加速していくと述べている。
※1 医薬品の適正流通(GDP)ガイドライン
高水準の品質保証の維持と医薬品の流通過程での完全性を保証するため、卸売販売業者などの業務の画一性を推進し、医薬品取引における障害を取り除くための参考法として、厚生労働省が定めたガイドライン。GDPは「Good Distribution Practice」の略。
※2 フィジカルインターネット実現会議
日本におけるフィジカルインターネットの実現に向けたロードマップを策定することを目的に、2021年10月に経済産業省と国土交通省によって設置された組織。(プレスリリースより)
高水準の品質保証の維持と医薬品の流通過程での完全性を保証するため、卸売販売業者などの業務の画一性を推進し、医薬品取引における障害を取り除くための参考法として、厚生労働省が定めたガイドライン。GDPは「Good Distribution Practice」の略。
※2 フィジカルインターネット実現会議
日本におけるフィジカルインターネットの実現に向けたロードマップを策定することを目的に、2021年10月に経済産業省と国土交通省によって設置された組織。(プレスリリースより)
(出典:富士通 Webサイトより)







