いすゞ、BEVフルフラット路線バス「エルガEV」郊外型モデル発売
2024/10/30(水)
いすゞ自動車株式会社(以下、いすゞ)は10月24日、5月に発売したBEV路線バス「エルガEV」シリーズに、中距離のバス路線に適した郊外型モデルを新たに追加し販売を開始すると発表した。
同モデルの特長は、郊外型レイアウト、EVisionプレイズムコントラクト、充電マネジメントサービスの3点だ。郊外型レイアウトでは、車両全体の乗車定員数を重視した都市型レイアウトに対し、着席定員を最大限確保する設定となっている。郊外Ⅰ型と郊外Ⅱ型の2パターンを用意しており、郊外Ⅰ型は右側前方2脚、郊外Ⅱ型は右側前方4脚をそれぞれ2人掛けに変更した。EVisionプレイズムコントラクトは、バスとしては初となるBEV専用フルメンテナンスリース商品だ。いすゞ独自のコネクテッドサービス「PREISM(プレイズム)」を応用することで、事務所などの離れた場所からでもバッテリーの充電残量・充電進捗・劣化状況、航続可能距離などの車両コンディションをモニターでき、BEV関連装置を含む不具合・故障を検知することができる。さらに、契約期間中は、高電圧バッテリーを含むBEV固有部品もフルメンテナンス対象として高度純正整備を提供。万一の故障の際は、いすゞサービス工場が遠隔車両情報を活用し、追加費用無し※で迅速に修理対応するという。くわえて、充電機器本体・設置工事費も含めたパッケージでのサービス提供も可能だ。
※ いすゞリーシングサービス株式会社が別途定める交換・修理基準に準ずる。(プレスリリースより抜粋)
また、充電マネジメントサービスでは、「PREISM」にくわえ、利用者施設側のエネルギーマネジメントシステムとの連携も可能な商用車情報基盤「GATEX」を利用して、運行計画と施設の電力デマンドに基づいた充電計画の策定と、それに基づいた充電管理を可能とする充電マネジメントサービス(一部別契約・有償)の提供も予定しているとのことだ。
なお、いすゞは、これからも利用者の課題の解決に寄与するトータルソリューションプログラムを提供することで、車両の安定運行やカーボンニュートラル(CN)化の実現に貢献していくと述べている。
(出典:いすゞ Webサイトより)