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いすゞ、EV向けバッテリー交換式ソリューションの社内実証開始

2024/11/5(火)

いすゞ自動車株式会社(以下、いすゞ)は10月31日、バッテリー交換式ソリューション「EVision Cycle Concept」の社内実証実験を10月より藤沢工場で開始したことを発表。社会実装に向けた検証を加速するという。
EVision Cycle Conceptの特長は、車両からバッテリーを分離して交換方式にすることで、車両価格の抑制と施設側の充電時間の集中を回避できる点だ。いすゞは、同ソリューションを活用する方法として、バッテリー交換をスムーズに行うステーションと、これに対応するバッテリー交換式EV車両の2つを提案している。

藤沢工場内に設置したバッテリー交換ステーション(プロト機)は、車両片側のバッテリー交換装置を改良し、車両両側からの交換が可能となった。さらに、バッテリー2パック車だけでなく、4パック車にも新たに対応。車両の左右に装着されたバッテリーパックを両サイドから同時に交換できるほか、車両との通信機能により交換ステーションに車両が入庫すると自動でバッテリーパックを交換することができる。社内実証実験では2パック車と4パック車を用いてバッテリーパックの交換オペレーションを検証し、所要時間のさらなる短縮など、社会実装に向けてさらなる改良を重ねていく予定だ。

さらに、同社は、2025年度までに、国内のさまざまなパートナーと協働し、実証実験を開始する予定。また、8月に経済産業省が公募した令和5年度補正予算「グローバルサウス未来志向型共創等事業(大型実証 ASEAN加盟国)」にも採択されたことから、タイにおいてバッテリー交換式ソリューションの導入および電力インフラとの連携によるセクターカップリングの実証事業を進めているという。

なお、いすゞは、EVision Cycle Conceptによるソリューションが、物流業界が直面する課題解決のための道筋となり、カーボンニュートラル(CN)社会の実現に貢献するよう努めていくと述べている。
(出典:いすゞ Webサイトより)

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