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ジョルダン、電通ら3社、観光DXの実証実験を滋賀県長浜市で実施

2022/10/7(金)

J MaaS株式会社(以下、J MaaS)ら3社は、「長浜モードで観光DX!長浜市の新たな魅力に出会える!!DX実証実験プロジェクト」の提案を行い、2022年度 長浜市DX実証実験プロジェクト事業の事業者に選定された。ジョルダン株式会社(以下、ジョルダン)が9月30日付のプレスリリースで明かしている。

滋賀県長浜市(以下、長浜市)は、市域が広大、かつ各交通機関との連接の不便性などが原因で、公共交通機関を利用した市内周遊観光が定着していないという課題がある。そのため、近県エリアからの観光客に対する周遊の促進や観光の充実を目指して、鉄道・バス・タクシー・レンタサイクルなどを含めた情報を提供している。

また、目的地までの柔軟な移動手段を案内することにくわえ、現社会に対応した「新しい観光」の推進や、北陸新幹線延伸という契機もあり、これらを踏まえた観光DXへの着手が必要となっている。

同プロジェクトは、J MaaS、ジョルダン、株式会社電通(以下、電通)が、2022年度長浜市DX実証実験プロジェクト事業において、「市内周遊観光」をテーマに提案したものだ。10月1日からの紅葉シーズンを中心に、2023年1月31日まで長浜市内を対象に実施する。

同実証では、乗換案内アプリ内の着地型共通インターフェース「スマートシティモード」を長浜市専用に開発(長浜モード)した。「スマートシティモード」では、地域ごとの課題や誘客など異なるニーズに応じて柔軟にカスタマイズすることができる。そして、地域住民、観光やビジネスを目的に訪れる移動者、どちらの利用者にも便利な機能を提供する。

日常的に利用される乗換案内アプリのみで、都市から都市への広域移動にくわえ、目的地に到着した後の地域内周遊までをシームレスにカバーする。そのため、利用者は、観光のために複数のアプリをダウンロードする必要がない。一方、「スマートシティモード」を運用する地域側は、さまざまなコストを軽減し、観光DXやMaaS、スマートシティを推進することができる。

3社は、これら機能を活用し、長浜市の二次交通や観光情報などのあらゆる情報とサービスを一元化し、周遊観光の促進や観光DXに取り組む。さらに、近県からの誘客と周遊観光時の長浜モード利用促進のため、電通と地場プロモーション事業者と協力し、SNSなどを通じて長浜市本来の魅力的な情報の提供を行う。これらのプロモーション施策も実証の一環として今後の観光施策の検討に役立てていくという。

3社は、最終的には、観光客数の増加・市内周遊や滞在時間の増加により、地域の事業者が潤い活性化し、住民に喜んでもらえる持続可能な仕組みづくりを目指す。そのために、今回の実証実験事業では、長浜モードで提供するサービスのニーズを検証・分析する。同時に、地域の事業者やサービス提供者との連携なども含め周遊観光の充実に貢献できる仕組みづくりを模索すると述べている。

(出典:ジョルダン Webサイトより)

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