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移動サブスクmobi、香川県琴平町と三豊市で10月1日からサービス開始

2022/10/7(金)

Community Mobility株式会社は、琴平バスグループのタクシー会社である株式会社コトバスMXと連携し、AIシェアリングモビリティサービス「mobi」のサービスを、香川県琴平町(以下、琴平町)で10月1日から開始した。また、同社は、暮らしの交通株式会社と連携し、香川県三豊市(以下、三豊市)の仁尾町・詫間町エリアでも、10月1日から「mobi」のサービスを開始した。9月30日付のプレスリリースで明かしている。

「mobi」は、半径約2kmの生活圏内の移動において、これまでの徒歩や自転車、マイカーのちょいのりに代わる、新しいスタイルの共有交通だ。ユーザーが乗降ポイントの変更・追加などをリクエストすることもでき、自分たちにあった利便性が高いサービスにしていくことができる。コミュニティで毎月定額を出し合うことで、自分たちの思い通りに動く運転手付きの車を複数台共有する感覚で利用可能だ。

また、同サービスは、定額で利用できる。そのため、通勤通学、子供の送迎、買い物、家族での外出など、家族全員が自由かつ快適に移動可能だ。これまでには、東京都渋谷区、豊島区、名古屋市、大阪市、京都府京丹後市、三重県明和町、秋田県大館市などで提供している。



琴平町はこんぴら参りをはじめとした個人旅行者が多く、来街者が自由に観光地を回遊できる観光の足や、旅館の送迎などを「mobi」が担うことにより、快適に観光できるまちを目指す。くわえて、さらなる観光振興に寄与するため、観光エリア(中心部)と農業エリア(郊外)を気軽に往来できるようする。ほかにも、収穫体験やイベントレストランの実施といった農業と連携した企画などにより、多様化する観光ニーズにフィットした新たなサービスの提供を目指す。

また、香川県三豊市では、5年程前に「父母ヶ浜(ちちぶがはま)」の幻想的な写真が撮影され、インスタグラム上で一躍有名になった。そのため、日本だけでなく世界各国から年間約50万人の観光客が訪れている。

近年は、人口減少に伴うさまざまな課題に対し「共助」をキーワードに民間主導で新しいプロジェクトが生まれ続けている。その中で、地元企業等が協力しあい新たなまちの交通を考えるため、地元交通事業者を含む計12社が発起人となって暮らしの交通株式会社が誕生した。

同サービスの特長は、アプリや電話で簡単にクルマを呼べることだ。さらに、AIルーティングにより、利用者の予約状況や道路状況を考慮して、最適なルートで相乗りしながら目的地まで効率よく移動できる。

また、サブスクプラン「定額乗り放題プラン」は、琴平町では30日間5000円、三豊市では30日間6000円で利用できる。くわえて、家族で利用しやすいよう、同居家族は6人まで1人あたり500円で利用可能だ。

さらに、琴平町では、利用回数が少ない人向けには、6回券1500円(2023年2月28日まで有効)の「回数券プラン」や、1乗車300円(こども150円)の「ワンタイムプラン」が用意されている。一方、三豊市では、観光で利用しやすいよう1日間1000円(同居家族は500円)の「1日乗り放題プラン」を提供する。くわえて、乗降場所は、自分たちが使いやすいよう、乗降場所の追加・変更リクエストが可能だ。

なお、同社は、今後も移動を通じて人々の生活をリ・デザインし、地域と共に健康的でワクワクする毎日の暮らしを創っていくと述べている。

三豊市のサービス提供エリア

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