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JR東日本、生成AI旅行計画サービス「Travel Concierge」第2弾実証を開始 ”スキマ時間”活用プランも提案

2025/8/6(水)

長期旅行プラン生成機能(イメージ)

東日本旅客鉄道(JR東日本)は、生成AIを活用した旅行計画支援サービス「JR EAST Travel Concierge」の第2弾となる実証実験を2025年8月4日より開始した。前回の実証結果を踏まえ、新たに旅ナカでの利用を想定した「スキマ時間旅行プラン生成機能」を実装。対応言語も9言語に拡充し、国内外の旅行者の利便性向上を図る。

JR東日本は、同社の「Digital & Dataイノベーションセンター(DICe)」が開発した生成AI活用サービス「JR EAST Travel Concierge」の実証実験第2弾を2025年8月4日より開始した。期間は2026年1月15日までを予定している。

本サービスは、Google Cloudの技術を活用し、利用者のニーズに合わせた旅行プランを自動作成するもの。滞在期間や興味のあることなどを入力すると、観光地の選定から回遊ルートまでパーソナライズされた旅程を提案する「長期旅行プラン生成機能」が中核となる。前回の実証で得られたフィードバックを元に、UIをチャット形式から直感的に操作できる選択式に改善した。

今回の実証では、新たに「スキマ時間旅行プラン生成機能」を追加。観光の合間や移動の待ち時間といった短時間での利用を想定した機能で、滞在可能な時間とエリア、希望するアクティビティなどを入力すると、AIが移動時間も考慮した最適なミニプランを提案する。旅マエの計画だけでなく、旅ナカでの突発的なニーズにも応える狙いだ。

生成されたプランからは、きっぷ予約サイト「えきねっと」や駅レンタカーなどJR東日本グループの各種サービスへスムーズに遷移でき、計画から予約までをワンストップでサポートする。

また、インバウンド需要への対応を強化し、対応言語を従来の英語に加え、日本語、中国語(繁体・簡体)、韓国語、フランス語など計9言語に拡充した。同社は今後、利用状況の分析やアンケートを通じてサービスの改善を進め、旅行のトータルコーディネーターを目指すとしている。

スキマ時間旅行プラン生成機能(イメージ)




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