JR東日本・JR西日本、シェアオフィス事業にホテル活用
2021/5/20(木)
東日本旅客鉄道株式会社(以下、JR 東日本)は5月18日、西日本旅客鉄道株式会社(以下、JR西日本)と、シェアオフィス事業においてホテルを活用した提携を開始すると発表した。
JR東日本は、2019年8月よりSTATION WORKというシェアオフィス事業を開始した。個室ブースSTATION BOOTHや、ホテルシェアオフィスを中心に多様な働き方をサポートしており、2020年9月に30カ所を達成した。今回のJR西日本グループとの連携により、日本全国約190カ所のネットワークとなる。2023年度1000カ所体制に向けて、今後も拠点拡大を進めるという。 STATION WORKは、2021年5月20日より順次、株式会社ジェイアール西日本ホテル開発が展開するホテルグランヴィア・ホテルヴィスキオ、および株式会社ジェイアール西日本デイリーサービスネットが展開するヴィアインの計11館との提携を開始する。リーズナブルな価格で関西・中国エリアをはじめとしたJR西日本グループのホテルのネットワークが利用可能だ。
JR西日本グループでは、さまざまなワークプレイスを展開し、鉄道と組み合わせ、「好きな時間に、好きな場所で働ける」ワークプレイスネットワークの構築を検討する。移動と働く場を一体としたサービスの提供を通じて、ユーザーに「鉄道のある暮らし」を提案していくという。
また、今回のSTATION WORKとJR西日本グループのホテルとの提携のほか、2021年度には大阪、新大阪、三ノ宮などでワークプレイスを約40カ所試行し、利用状況等を踏まえ、ネットワーク展開を検討していくと述べている。