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スマホ連動生成AIコンシェルジュ搭載EVバス、茨城県常陸太田市で始動

2025/4/1(火)

カサナレ株式会社は、茨城県常陸太田市にて株式会社マクニカと共同で、自動運転EVバス「Navya EVO」の実証実験を実施中である。このバスには、スマートフォン連動型の生成AIコンシェルジュが搭載され、次世代における移動サービスの提供を目指している。

茨城県常陸太田市で2025年3月7日から始まったこの実証実験は、マクニカの自動運転EVバスにカサナレの生成AIコンシェルジュを搭載し、バスと目的地をリアルタイムで連動させた乗客案内を提供するものである。本バスは「じょっピー」として親しまれており、定常運行中の2台のバスのうち1台で実験が行われている。目的は、自動運転レベル4の無人運行に向けた技術検証と、地域活性化の可能性を探ることである。

この生成AIコンシェルジュは、RAG技術とマクニカ製の遠隔運行管理システム「everfleet」と連携し、乗客に対して自然な対話で案内を提供する。スマートフォンを活用したサービスにより、乗客はバス内でリアルタイムの音声案内を受けることが可能。また、AIはバス停到着時やドア開閉時などで自動的に案内を行い、対話型アバターが表情や身振りを通じて親しみやすいインタラクションを実現する。

この試みは、公共交通機関における新たなスタンダードを目指しており、観光情報の提供や地域イベントの案内を通じて、地域経済の活性化の促進が大きなねらい。さらに、デジタル技術を駆使することで運行業務の効率化を図り、利用者にとって安全で利便性の高い移動体験の提供を目指している。

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