KDDI、コネクティッドカーへ一斉配信 運転支援に生かす
2018/4/17(火)
KDDI、ノキア、Hexagon、KDDI総合研究所 は4月16日、コネクティッドカーへの運転支援情報を一斉配信し、世界で初めて成功したことを発表した。
レベル4 (無人運転) の自動運転車が安全な運転を実現するためには、車両が走行状態を常時監視し、正確な道路構造物情報を把握するほか、人や障害物など動的情報をリアルタイムにフィードバックするシステムの構築が欠かせない。また同時に、複数の併走するコネクティッドカーに対し、前方の車両が、落下物や異常気象などを後方の車両に通知する機能や、高精度位置測位のための補強情報の配信など、大量の「運転支援情報」を一斉に効率よく配信する技術が求められている。
現在主流の「個別配信」では、ひとつの電波帯域で1対1の通信を行うため、多くの電波帯域が必要だった。これに対し今回実証した「一斉同報配信」では、多くの相手に対し一つの電波帯域を共用するため、電波の利用効率を大きく向上できる。将来、コネクティッドカーの普及台数が1000万台規模に増えたとしても、タイムリーで安定的な情報の受信が期待できる。
これまで一斉同報配信は、スタジアムにおける観客への映像放送などに用途を限定し用いられてきたが、今回、4社は、コネクティッドカー向けの情報配信に一斉同報配信を用いるユースケースを新たに定義し、世界初のフィールド実証に成功した。
実証実験の内容は、将来の完全自動運転時代に必須となる運転支援情報の一斉同報配信を実証するための実験ネットワークを実フィールドに構築。実際のフィールドにおいて、走行するコネクティッドカーに対する配信成功率やエンドツーエンド遅延を検証し、また位置測位の補強情報の配信における、個別配信と一斉同報配信での測位結果の比較などを実施した。なお、今回は一斉同報配信の性能評価を主眼に置くため、車載測位システムと測位アルゴリズムの評価は対象外としている。
レベル4 (無人運転) の自動運転車が安全な運転を実現するためには、車両が走行状態を常時監視し、正確な道路構造物情報を把握するほか、人や障害物など動的情報をリアルタイムにフィードバックするシステムの構築が欠かせない。また同時に、複数の併走するコネクティッドカーに対し、前方の車両が、落下物や異常気象などを後方の車両に通知する機能や、高精度位置測位のための補強情報の配信など、大量の「運転支援情報」を一斉に効率よく配信する技術が求められている。
現在主流の「個別配信」では、ひとつの電波帯域で1対1の通信を行うため、多くの電波帯域が必要だった。これに対し今回実証した「一斉同報配信」では、多くの相手に対し一つの電波帯域を共用するため、電波の利用効率を大きく向上できる。将来、コネクティッドカーの普及台数が1000万台規模に増えたとしても、タイムリーで安定的な情報の受信が期待できる。
これまで一斉同報配信は、スタジアムにおける観客への映像放送などに用途を限定し用いられてきたが、今回、4社は、コネクティッドカー向けの情報配信に一斉同報配信を用いるユースケースを新たに定義し、世界初のフィールド実証に成功した。
実証実験の内容は、将来の完全自動運転時代に必須となる運転支援情報の一斉同報配信を実証するための実験ネットワークを実フィールドに構築。実際のフィールドにおいて、走行するコネクティッドカーに対する配信成功率やエンドツーエンド遅延を検証し、また位置測位の補強情報の配信における、個別配信と一斉同報配信での測位結果の比較などを実施した。なお、今回は一斉同報配信の性能評価を主眼に置くため、車載測位システムと測位アルゴリズムの評価は対象外としている。