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【GI基金】関西電力ら、電気バスEMSの運行管理等の実証実験実施

2022/7/22(金)

関西電力株式会社(以下、関西電力)ら5社は、電気バスの運行管理と一体となったエネルギーマネジメントシステム(以下、EMS)の運行管理や充電制御に関する実証実験を実施する。7月20日付のプレスリリースで明かしている。

同実証実験は、関西電力、大阪市高速電気軌道株式会社(以下、Osaka Metro)、株式会社ダイヘン、株式会社大林組、東日本高速道路株式会社(NEXCO東日本)の5社で実施する。5社は、国立研究開発法人新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が公募した「グリーンイノベーション基金事業/スマートモビリティ社会の構築プロジェクト」において、EMSの技術開発を共同で応募し、採択された。

2022年度以降、Osaka Metroが電気バス100台を導入し、5社共同で運行管理や充電制御に関する実証実験を行うことで、2025年度の大阪・関西万博会場内外での電気バスの運行を目指す。また、万博閉幕後も大阪市内で運行を継続し、2030年度まで実証実験を行う。

電気バスを事業所に大量導入する場合、充電する時間帯が重複するため、事業所の電気設備や電力系統の増強が必要となる上、電気料金の上昇も懸念される。同取り組みでは、時々刻々と変化する運行計画を遵守しながら、充電のタイミングを考慮し、運行に必要となる量の充電を行う。

具体的には、電気バスの運行を管理するシステム(FMS)と電気の充電を制御するEMSを開発し、電気を使用する時間を分散させることで、最適なエネルギーマネジメントを実現する。また、今回の技術開発では、公道にコイルを埋設するなど、実際の使用状況に近づけた環境下での使用を目的として、高規格道路を含む公道向けの走行中給電システムの開発にも取り組む予定だ。



(出典:関西電力 Webサイトより)

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