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KINTO、移動・旅行やテレワークに関する意識調査の結果を発表

2020/12/4(金)

意識調査まとめ

意識調査まとめ

車のサブスクリプションサービスなどを提供するKINTOは2日、移動に関する意識調査の結果を発表した。

KINTOは7月にも、移動や旅行に関する一般生活者の意識調査結果を発表。今回の発表では、前回の結果を踏まえ、コロナ禍での移動に関する意識を調査した。加えて、年末年始の過ごし方や2021年のテレワーク実施意向といった調査も行った。

なお、今回の調査は、11月13日から16日にかけて全国の20歳から69歳までの男女を対象としてインターネット上で実施。有効回答は1,792人だった。

日常的に利用したい移動手段という調査では、自家用車が徒歩に続き80.0%という高い数字だった。KINTOはこの結果ついて、感染防止の観点からパーソナルな空間を確保できる点が評価されたと分析した。

また、6月に開催した前回調査と比較し、伸び率の高いタクシー・配車サービス(+8.1ポイント)、バス(+5.5ポイント)、電車(+4.3ポイント)などに着目。KINTOはこの結果について、マスク着用などの感染防止対策をとった上で利用を再開する人が増えたとと見ている。サブスクやカーリースの伸びも高く、新しいトレンドになる可能性を示唆した。

利用したい移動手段

利用したい移動手段



今後検討したい自動車の利用方法という調査では、自家用車が75.6%だった。KINTOはこの結果について、継続的な利用の意向が高いという見解を示した。一方で、自家用車と同じく自分で運転するレンタカーやカーシェアリングと答えた人の割合は、それぞれ14.7%、7.6%だった。

自動車の利用方法

自動車の利用方法



保有ニーズに関する調査では、保有したい/保有し続けたいという回答が5.5ポイント上昇。KINTOはこの結果を、感染防止意識の高まりから、パーソナルな空間を確保した移動を求めて、自家用車の保有意識が強まったと分析した。
また、現在自家用車を保有していない人であっても、今後保有したいと答えた人の割合は30.2%となった。KINTOはこの結果に対しても、コロナの影響があると見ている。


自動車に関する意識の変化に関する調査では、自動車の購入を検討するという回答が15.0%だった。一方で、自動車にかける出費を抑える、ローンを組まない、自動車を手放すという回答も、それぞれ14.8%、16.6%、9.0%だった。KINTOはこの結果を、費用に関する考え方も変化が見られるとまとめた。
また、現在自家用車を保有していない人でも、コロナをきっかけに自動車購入を検討するようになったという回答の割合は23.0%だった。


保有形式に関する質問では、現金一括購入が62.5%と多くを占めた。その一方で現金一括購入は、6月の調査からは唯一減少した項目でもあった。これに対しマイカーローン、残価設定ローン、カーリース、サブスクといった項目は、6月の調査から増加した。
また、現在自家用車を保有している人と保有していない人の調査結果の比較では、サブスクという回答で保有している人2.5%、保有していない人10.9%と、約4.4倍の差があった。


年末年始の予定という質問では、家でゆっくり過ごすという回答の割合が、68.1%で最多だった。まだ予定を決めていないという回答の割合は19.5%。帰省を検討する人の中では、クルマでの帰省が最多。だが割合は3.7%だった。
年末年始の予定

年末年始の予定



コロナ禍の旅行で困っていることに関する質問では、上位は以下のような結果となった。そのほかにも、職場で禁じられている、職場の目線が怖いといった意見もあった。
旅行で困っていること

旅行で困っていること



テレワークに関する質問では、11月中旬時点で実施していると答えた人の割合は、14.5%だった。2021年にテレワークを取り入れたいと回答した割合は全体の23.6%だった。KINTOはこの結果を、広がりに欠ける見通しと見ている。
一方で、現在テレワークを実施している人の58.4%が、テレワークを取り入れたいと回答した。年代別に見ると、20代は37.4%、30代は31.2%だった。


テレワークによるライフスタイルの変化に関する質問では、全項目で6月調査よりも微増した。KINTOはこの調査結果について、Withコロナ時代、価値観やライフスタイルが変化することで、今後も仕事や移住を考える人が徐々に増えていきそうだと予測。また、テレワークを実施する中で困っていることという質問では、3人に1人が運動不足と回答した。


ワーケーションに関する質問では、これまでにワーケーションを実施したことがある人の割合は3.8%だった。ワーケーションに興味がある人は16.2%、ワーケーションの場所と過ごし方で人気があったのは温泉地で20.2%だった。
ワーケーション実態調査

ワーケーション実態調査

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