これまで、トヨタ車ではスマートフォンとモニターを接続する「ディスプレイオーディオ」の搭載車種が増えていたが、特定のアプリを除いては外部からの映像入力はできなかった。

そこで、「トヨカラ」では、ユーザー好みのアプリや動画サイトが使用できるよう、機能を拡大させることで外部映像入力を可能とした。HDMI出力ができるスマートフォンを持っていれば、クルマのモニターと接続できる。

カラオケアプリをはじめ、さまざまな動画サイトの映像が投影可能となり、停車中にモニターで歌詞の確認やクルマのスピーカーでの音声出力ができ、車内でカラオケを楽しめるサービスだ(スマートフォン、カラオケアプリはユーザー自身が用意するもので「トヨカラ」には含まれない)。

コロナ禍においてもカラオケをもっと楽しみたいとの声から、自宅以外の外出先でも楽しめるようにと販売開始に至った。なお、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から、一人もしくは家族での利用のみを想定しており、周囲への音漏れにも配慮しながらの利用を促すとしている。

販売は、京都トヨペットグループ(京都トヨペットおよびネッツトヨタ京華)の京都府下26店舗限定で行う。対象車種は、アルファード、ヴォクシー、ルーミーといったトールワゴンタイプをはじめ、カローラ、カローラツーリング、カローラスポーツ、ハリアー、RAV4、ヤリスクロス、ライズ、ヤリス、プリウスの計12車種の新車だ。

購入すると、USBにて充電できるマイクとLEDミラーボールが提供されるほか、一部車種ではオプションで後席モニターを装着できる。

■トヨカライメージムービー
また、京都トヨペットグループの株式会社トヨタレンタリース京都では、手軽にトヨカラを楽しめるよう、「トヨカラ」シリーズのレンタカー提供を計画している。