マップボックス社、電脳交通の配車システムにMapbox APIを提供
2024/2/27(火)
マップボックス・ジャパン合同会社(以下、マップボックス社)は、2月22日、ナビゲーションに関連する主要プロダクトを株式会社電脳交通(以下、電脳交通) の乗り合いタクシー配⾞システムに提供したと発表。2月15日より運用を開始している。
電脳交通は、乗り合いタクシー⽤の最適経路算出にマップボックス社のAPI を採⽤した。マップボックス社は、複数地点間の所要時間と配⾞順序を最適化したルートを⽣成するOptimization APIを中心に、複数の出発・到着地点の距離と到着予定時刻を可視化するMatrix API、特定時間内で到着できる範囲を計算し、地図上に⾊付けして⽰すIsochrone APIの3つの機能をカスタマイズして提供。これにより、管理者による最適なタクシー乗り合いルートの⽣成や、⾞両の配⾞の効率化、⾼精度の到着予測時刻とコスト削減に寄与する。
マップボックス社は、今後も乗り合いタクシーにおける課題解決を独⾃の地図とナビゲーション技術でサポートしていくと述べている。
▼関係者のコメント
■電脳交通 佐⽵恭祐氏のコメント
私たちは、通常のタクシー配⾞と乗り合いタクシー配⾞を⼀つのシステムで管理できる機能を開発しました。これまでは、オペレーターが⼿動でどの予約を乗り合わせるかを考えていましたが、時間を要する作業であり、その精度もオペレーターの経験に⼤きく依存していました。この課題を解決するために、私たちはMapboxのOptimization APIを活⽤しました。このAPIのシンプルな使⽤⽅法と公開されている充実したドキュメントのおかげで、迅速かつコスト効率良く開発を進めることが可能となりました。
配⾞プロセスでは、MapboxのIsochrone APIも使⽤しています。これにより、指定された時間や距離内でお客様の場所に迅速に到着できる乗務員を効率的に検索することができるようになりました。Mapboxに予約の組み合わせという複雑なタスクを委ねることで、私たちは他の開発領域に集中することができました。
(出典:マップボックス社Webサイトより)