同実証は、群馬県が公募型プロポーザル方式により企画提案を募集したものだ。丸紅を代表とした、丸紅新電力株式会社、富士レンタ・リース株式会社、株式会社りゅうにちホールディングスの4社の団体が優先交渉者として選ばれている。

同事業では、群馬県の県有施設5カ所に合計20台のEVを導入し、平日は車両予約管理システム「おまかせEV for Biz」を利用しながら、公用車として積極的に活用する。一方で、休日はカーシェアリング車両として地域住民や観光客向けに貸し出しを行うことで、EVの利用機会を創出するとともに、CO₂排出量の低減に貢献する。

さらに、導入場所のうち1カ所にはソーラーカーポートを設置し、定置型蓄電池に蓄電した太陽光由来の電力を活用することで、実質再生可能エネルギー100%で走るEVを実現する。

丸紅は、2021年3月に気候変動長期ビジョンを策定、中期経営戦略「GC2024」においてもグリーン戦略を企業価値向上に向けた基本方針の一つと位置付けている。EV事業においては、EVの導入から活用までを一気通貫でサポートする体制を整えており、同事業についても、実質再生可能エネルギー由来電力やEVの導入を推進。エネルギー消費を効率化するための総合ソリューションをワンストップで提供することで、自治体・企業の脱炭素化に寄与すると述べている。


(出典：丸紅 Webサイトより)