三菱商事エネルギーとHyundaiが提携、EV車両展示などの事業検証
2023/2/7(火)
三菱商事エネルギー株式会社(以下、MCE)は、Hyundai Mobility Japan株式会社(以下、Hyundai)と業務提携し、EV車両の展示などのサービス提供の事業検証を開始する。2月6日付のプレスリリースで明かした。
車両保有率が高い地方部では、EVがその利便性と助成金による後押しもあり、今後徐々にシェアを拡大していく可能性がある。今後EVが普及していく中、MCEとMCEの関連会社・株式会社カーフロンティアの有するガソリンスタンド(以下、SS)では、EV向けのサービス拠点としての新たな価値提供が必要となっている。一方で、今後全世界的に車両の販売手法が、ECチャネルにシフトすると予測されている。それに伴い、購入に至るまでの体験スペース、およびアフターサポートの需要が高まると予想される。同検証は、MCEの特約店である東光グループが熊本県熊本市で運営するカフェ&ダイニング「STAND(スタンド)」内で、1号店としてテスト運用を開始する。同カフェは、既存のSSを業態転換した店舗だ。MCEは、出入り口が広く、展示スペースが取れるなどの理由から、同店舗をテスト運用店として選定している。
さらに、1号店では、HyundaiのMOCEANカーシェアリングサービスを活用して試乗を行い、今後は展示、試乗、EC購入サポート、充電、洗車・コーティング等のサービスを提供する拠点としての活用予定だ。さらに、オープンイベントとして、3月31日まで「STAND」でIONIQ 5試乗後、アンケートに答えた人の中から抽選でBTSのグッズをプレゼントするという。
なお、MCEは、今回のテスト運用結果を踏まえ、同サービスの全国拡大を検討する予定だ。くわえて、SSの強みを活かした充電・洗車・タイヤ交換・予防整備など、EVを含めたあらゆるクルマが集まるサービス拠点として、SSがその中心となる世界を目指していくと述べている。