Mellow、食べチョクのビビッドガーデンと連携 食べチョクカー始動へ
2021/9/13(月)
株式会社Mellow(以下、メロウ)は、モビリティ事業への参入をワンストップでサポートする企業向け「店舗型モビリティ導入プラン」の提供を開始する。9月10日付のプレスリリースで明かした。第一弾では、株式会社ビビッドガーデン(以下、ビビッドガーデン)と連携し、移動型の食品店「食べチョクカー」を始動する。
ビビッドガーデンは、こだわり⽣産者から直接⾷材や花きを購⼊できる産直通販サイト「食べチョク」の運営会社だ。「食べチョク」では、野菜・果物をはじめ、米・⾁・⿂・飲料といった⾷材全般と、花き類を取り扱っている。2021年7⽉にはユーザー数約50万人、登録⽣産者数5300軒を突破し、出品数は3万点を超える。
「店舗型モビリティ導入プラン」は、モビリティ事業へ参入するにあたり必要なさまざまなリソースをワンパッケージで提供するプランだ。具体的には、各企業のコンテンツに最適な店舗型モビリティのリース、出店ロケーションの調整などを行う。このプランにより、リスクをおさえたモビリティ事業立ち上げができる。
同取り組みでは、1個単位から購入できるため、「食べチョク」を使ったことのない人にも気軽に楽しめる機会を提供する。さらに、マンションや公園・商業施設等の生活の場所の近くで販売するため、人が集まる場所に移動せずにこだわり食材を直接見て買うことが可能だ。遠出せず混雑がない場所で、専門店や高級飲食店などに卸されるような生産者のこだわり食材を楽しむことができる。
移動型の八百屋「食べチョクカー」の特徴は、「オンラインとオフラインの連動」と「生産者独自のこだわり情報の提供」だ。「食べチョクカー」で食材を購入すると、QRコードによって後日同じ生産者から食べチョク内で買い物ができる。また、生産者から直接仕入れたおすすめの食べ方やこだわり情報が届けられる。「食べチョクカー」は、都内2~3カ所のマンション等で10月から3カ月間期間限定で営業し、順次場所の拡大を進めていく予定だ。
■メロウのコメント
本取り組みは、オンラインプラットフォームとして顧客へ新たな出会いを創出している「食べチョク」と、モビリティを通じたオフラインのマッチングプラットフォームであるメロウがタッグを組むことによって、ユーザーにとってコンテンツとの多様な出会いを加速させる試みです。また、メロウが展開する移動型店舗の停留所「SHOP STOP」は、コロナ禍のリモートワーク増加によって住宅街での展開を拡大しました。これにより、全運営スペースにおけるマンションロケーションの割合を、2020年4月の3%から1年間で15%にまで広げました。今後1年で30%の拡大を目指しています。「店舗型モビリティ導入プラン」によって、さまざまなサービスやお買い物体験を実現するモビリティコンテンツの普及を加速させ、多様化するライフスタイルのそばで豊かな価値を提供してまいります。
■食べチョクのコメント
また、「食べチョク」利用者の約48.3%が一都三県(東京・神奈川・千葉・埼玉)在住者です。また、家族世帯の利用が多い傾向にあります。都心在住者は新鮮で高品質な食材が身近で購入できなかったり、自宅からスーパーまでが遠く通うのが大変だったりという声をよく聞きます。今回のようにマンション下で販売することによって、そういった都心在住者の課題を解決したいと考えています。また、マンションの敷地内という、より生活に入り込んだ場所で産直食材に触れる機会を提供することによって、生産者のファン作りに繋げていきます。