三菱ふそうら、EV関連業務の専用作業服を開発 複数の国際規格取得
2025/9/18(木)
三菱ふそうトラック・バス(以下、MFTBC)は9月16日、ミドリ安全および日本ゴアと共同で、世界初※のEV関連業務専用の作業服「ARCTECT GEAR for EV」を開発したと発表。整備や試験、組み立てといった、EVを扱うさまざまな業務で活用できるという。
同製品の特長は、EVの高電圧対応における安全性と、日々の業務における作業性を両立した点だ。日本ゴアの「PYRAD ファブリクス by GORE-TEXLABS」を生地に採用し、ミドリ安全の知見を生かすことで、作業性を削ぐことなく高電圧作業環境での安全性を確保した。
さらに、同製品は、最大1500VDC(直流電圧)および1000VAC(交流電圧)までを取り扱う作業環境で必要とされるIEC/EN 61482-2など、アーク熱防護性を含む複数の国際規格の認証を取得している。
また、MFTBCは、2026年に同製品を複数の海外サービス拠点でメカニック向けに導入。ミドリ安全は、同様の機能を持った製品を2026年夏より法人向けに販売する予定だ。なお、MFTBCは、同製品の導入によって、EV対応における安全性のさらなる強化を図ると述べている。
※ EV関連業務専用の作業服として。MFTBC・ミドリ安全調べ(プレスリリースより)

プルゾン(左)とパンツ(右)
(出典:MFTBC Webサイトより)