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使用済みEVバッテリー活用へ、オークネットらが流通プラットフォーム構築

2024/8/8(木)

リパーパス製品
流通プラットフォームの
ビジネスモデル

株式会社オークネット(以下、オークネット)は8月6日、MIRAI-LABO株式会社(以下、MIRAI-LABO)と業務提携し、使用済みEVリチウムイオンバッテリー(以下、EVバッテリー)を活用したリパーパス製品流通プラットフォームの構築を発表した。
両社は、リパーパス製品流通プラットフォームの構築に必要な、「EVバッテリーの性能/劣化度」を短時間かつ高精度に診断可能な独自のインピーダンス※1測定法を確立した。今回構築したプラットフォームでは、同技術を応用した「検査・評価基準」をバッテリーごとに付与する、安全制御システムBMS※2付バッテリーおよびリパーパス製品自体に「品質保証」を付帯する付加価値の提供などを行う。

※1 電気回路における概念で、交流回路における電流の流れにくさを示す値のこと。
※2 二次電池の安全制御を行うシステム。(プレスリリースより)
また、両社は、同プラットフォームにより、利用可能な価値がまだありながらも不要になったEVバッテリーを持つ企業・団体に対して、バッテリー残存価値の可視化と経済合理性のある売却機会を提供する。一方、買い手であるリパーパス製品の購入を希望する企業・団体に対しては、安全性や性能の保証された製品を適正価格で調達できる機会を提供するという。

さらに、両社は、“経済”とリユース品の流通などによる“環境”に与えた影響を数値化したオークネット独自の経営指標GCV※3の考え方を用いた算定も行う。そして、これらの流通を通じて発生するGHG排出削減量についても、売り手・買い手企業の両社に提供する予定だ。くわえて、今後はEVのみならず、PHEV含むあらゆる電動車両や電子機器、蓄電システムに搭載されるバッテリーや、太陽光発電設備等の劣化診断・リパーパス、およびこれら製品・素材のリサイクル領域へと拡大を図っていくと述べている。

※3 Gross Circulation Value/総循環型流通価値(プレスリリースより)

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