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MIRAI-LABO、「EVバッテリー循環モデル」で多摩グリーン賞最優秀賞を受賞 7社連携で回収から再製品化まで一気通貫

2025/12/29(月)

MIRAI-LABO、「EVバッテリー循環モデル」で多摩グリーン賞最優秀賞を受賞 7社連携で回収から再製品化まで一気通貫

受賞を受けるる平塚雷太 常務取締役(右)

MIRAI-LABO株式会社(以下、ミライラボ)は2025年12月24日、EVバッテリーの回収から診断、開発、製造、販売、物流までを一気通貫で実現するビジネスモデル「EVリパーパスバッテリー事業」において、第23回多摩グリーン賞の最優秀賞を受賞したと発表した。異業種7社との連携により、世界でも類を見ないサーキュラーエコノミーの仕組みを構築した点が評価された。

世界的にEVの普及が進む一方で、使用済みバッテリーのリサイクル技術や流通網は未だ確立されておらず、廃棄問題や希少資源の流出が課題となっている。ミライラボは独自のバッテリー劣化診断技術を核に、この課題解決に取り組んできた。

同社の技術は、EVバッテリーモジュールを高精度かつ短時間で自動診断できるもので、これにより国内で初めてリユース製品に「保証」を付与することを可能にした。今回の受賞の最大の要因は、ミライラボを中心とした7社による強固な連携体制だ。

具体的には、オークネットが回収・流通基盤を、ENEOSホールディングスが拠点網を活かした製品展開を、やまびこがインフラ開発を、東京センチュリーがリース車両のリパーパスを担う。

さらに、センコーが安全物流を確立し、日本パーキングが社会実装の場を提供、あいおいニッセイ同和損害保険が事故車バッテリーの救済と自治体への販路拡大を支援する。

この座組により、新品製造時のCO2排出量を約60%削減できるほか、レアメタルの海外流出抑止にも貢献する。

本モデルの代表製品である自律型スマート街路灯「THE REBORN LIGHT smart」は、電源不要で設置でき、災害時の非常用電源としても機能する。既に経産省敷地内や地方自治体への導入が進んでおり、国内外から注目を集めている。

なお、2026年1月28日から開催される「グリーンインフラ産業展2026」では、同製品の新型モデルも発表予定。

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