三菱電機モビリティ、豪Seeing Machines社と資本業務提携
2025/1/7(火)
三菱電機モビリティ株式会社(以下、三菱電機モビリティ)は2024年12月23日、運転中のドライバーのわき見や居眠りを検知し安心安全な運転を支援する Driver Monitoring System(以下、DMS)事業の拡大を目的に、オーストラリアのSeeing Machines Limited(以下、Seeing Machines社)と資本業務提携に関する契約締結を発表した。
DMSは、事故防止への有用性から、欧州では2026年から新車への搭載が義務化され、その他主要市場でも規制化の動きがみられることから、今後世界的に市場の急拡大が見込まれる。また、SDV※化の進展に伴い、今後DMSの供給形態はハードウエアとソフトウエアが一体となったコンポーネントビジネスだけでなく、ソフトウエア単体ビジネスが拡大する見込みで、柔軟な供給形態への対応力が必要となるという。
両社は、技術シナジーによりグローバルに整備が進む法規やアセスメント要件に対し、迅速か
つ的確な対応を可能にする。同時に、技術アセットや開発力を最大限に活用し、基盤技術から応用技術まで幅広くカバーする競争力のあるソリューションを市場に提供、新たな付加価値を創出することで、ユーザーにとってより安全で快適な車載環境を実現する。
さらに、両社は、今回の取引を通じて今後拡大が見込まれるソフトウエア単体ビジネスへの対応力強化や、Seeing Machines社が取り組んでいる運送業者などの法人向けビジネスへの販売支援を行うという。
※ Software Defined Vehicle(プレスリリースより)
(出典:三菱電機モビリティ Webサイトより)