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三菱自動車、使用済みバッテリーを再利用した自律型街路灯販売開始

2025/5/21(水)

設置された街路灯

三菱自動車工業(以下、三菱自動車)はこのたび、MIRAI-LABOと開発した、三菱自動車岡崎製作所で生産している「アウトランダーPHEV」の使用済みバッテリーを再利用した自律型街路灯の販売開始を発表した。

今回の自律型街路灯の特長は、バッテリー再利用により新たなバッテリーを製造する際に発生するCO2の排出がない点だ。ほかにも、本体上部に設置されている太陽光パネルで発電した電力のみで点灯するため、使用時にもCO2を排出しない。

また、今回の街路灯は、外部の電源を必要としないため、導入にあたっては設置場所を柔軟に選ぶことが可能だ。さらに、バッテリーに蓄えた電力はコンセント・USBを使用して外部に給電できるため、停電時の非常用電源としても活用することができ、地域防災力の向上にもつながるという利点がある。

愛知県岡崎市(以下、岡崎市)は、脱炭素先行地域の取り組みとして、自律型街路灯の初号機を購入し、岡崎市社会福祉協議会サービスセンターに設置した。同市は、この自律型街路灯を照明としてだけでなく、災害時の電力供給源としても活用するという。

なお、三菱自動車は、自律型街路灯について、環境省の「地域脱炭素移行・再エネ交付金※」の対象事業となる仕様を満たしており、脱炭素先行地域づくり事業および重点対策加速化事業に選定されている自治体を中心に販売の拡大を見込んでいると述べている。

※ 意欲的な脱炭素の取り組みを行う地方公共団体等の取り組みに交付される交付金

(出典:三菱自動車 Webサイトより)

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