今回の取り組みは、日本新聞販売協会、三菱オートリース株式会社(以下、三菱オートリース)、株式会社ラストワンマイルソリューション(以下、ラストワンマイルソリューション)の3社で実施する。具体的には、日本新聞販売協会が、株式会社ツバメ・イータイム製の「BIZMOⅡ-S」を最初の導入モデルとして、全国の新聞販売協会加盟店舗を対象に、無償貸し出しを開始する。そして、加盟店舗がEVバイクを実際の業務で使用することができるのかを確認する機会を提供する。

また、三菱オートリースは、日本新聞販売協会に当該EVバイクのリース調達を支援すると共に、日本ロードサービス株式会社等と協業してメンテナンスサービスを提供する。EVバイクの導入を推進することで、温室効果ガス排出の抑制や配送音の低減に資するものと考えているという。

▼関係者のコメント
■日本新聞販売協会 会長 東靖雄氏のコメント
新聞販売店は地域の皆様のために「全ての教室へ新聞を」運動、地域見守り活動、献血運動等を行ってきました。さらに今年から政府が掲げている「2050年CO₂排出0」のお手伝いをしようと考え配達用バイクの電動化を推進することとしました。私どもの業界にはすでに10年程前に電動バイクを導入された方々がいらっしゃいましたが、電動バイクは走行距離が短く、力が無いため故障ばかりで使い物にならなかったと聞いておりましたのでラストワンマイルソリューション様からご紹介頂いた三菱オートリース様に相談したところ、5年くらい前から「BIZMO Ⅱ」を使っている店があるので話を聞いて試乗しました。これは十分に使えると感触を得ましたので今回の事業を始めました。現在最初の5台は約一カ月走っていますが大変好評です。これから貸し出し台数を増やして行くので協会員の皆様の声を聞くのが楽しみです。

■三菱オートリース 執行役員 井上 晃一氏のコメント
ラストワンマイルソリューション様からご紹介を受け、2年ほど前から日本新聞販売協会様との関係ができました。その中で今回の取り組みである電動バイクの導入検討プロジェクトが「世の中の環境対応・地域の皆様のため」といった点に非常に共感を覚え、三菱オートリースとして、お薦めできる電動バイク車両のご提案、電動バイクならではの全国メンテナンス網構築、各地での試乗会の実施など微力ながらお手伝いをさせて頂きました。今後も全国の新聞販売協会メンバーの方々や同協会様に対しての「人やモノの移動に新たな価値を乗せていく」活動に取り組んでいきたいと思います。

■ラストワンマイルソリューション 代表取締役 近藤 正幸氏のコメント
まさに、「持続可能な物流の実現」への期待が高まる試みだと実感しております。環境保護は勿論ですが、毎日配送する新聞販売店の燃料費や業務時間の削減にも繋がり、新聞販売店の可能性を広げることが可能だと考えております。当社の得意とするラストワンマイル分野では、人
手不足が加速する物流業界を支える 15 分程度のミニマムな業務もご案内していますので、まずは「これまでガソリンの給油に費やしていた時間を収益化する」というようなことから、新聞販売店の付加価値を高められるよう努めていきたいと考えております。

(出典：三菱オートリース Webサイトより)