ニュース

物流施設におけるロボット活用実証、ビックカメラら3社が実施へ

2023/11/29(水)

三菱HCキャピタル株式会社(以下、三菱HCキャピタル)らは11月14日、経済産業省による委託事業「令和5年度流通・物流の効率化・付加価値創出に係る基盤構築事業」に採択されたことを発表。物流施設において、単品ごとに必要な個数を在庫から運び出すピースピッキングを担う協働ロボット※1の効果的な活用事例の創出に向けた実証を行う。

今回の取り組みは、三菱HCキャピタル、株式会社ビックカメラ(以下、ビックカメラ)、株式会社山善(以下、山善)の3社で実施する。同事業では、まず物流施設のピースピッキング工程で協働ロボットの活用が期待される複数のユースケースにおいて、さまざまな商品や作業に対する柔軟性・安全性の確保、投資効果を高める環境整備項目※2の整理を行う。

その後、実際にEC事業を行うビックカメラの物流施設にてロボットの実証テストを行い、人とロボットの効果的な役割分担などの環境整備項目を検証。将来的には、物流施設内の各工程や作業に協働ロボットが柔軟に対応する新たな自動化サービスの構築を図る。

なお、三菱HCキャピタルは、ロボティクス領域における強固なパートナーシップやソリューション構築力を生かし、その実証を主導する。さらに、ビックカメラのEC事業に関する知見、山善の高度なシステムエンジニアリング力※3を融合し、物流分野におけるロボットフレンドリーな環境の整備、持続可能な社会の実現に貢献していく。

※1:人が近づいても安全な仕様で、使用にあたり、安全柵を必要としないロボット。
※2:人と協働ロボットの役割分担やピッキングの対象物を認識するためのデータ整理など、ピースピッキング工程においてロボットを効果的に導入するための検証項目。
※3:資本業務提携先であるアセントロボティクス株式会社の高度なAI認識技術を使用したピッキングソフトウエアも活用予定。(プレスリリースより)

(出典:三菱HCキャピタル Webサイトより)

get_the_ID : 206884
has_post_thumbnail(get_the_ID()) : 1

ログイン

ページ上部へ戻る