ディー・エヌ・エー発のMobiSaviら、リユースEV活用検討開始
2025/5/8(木)
MobiSaviと愛媛日産自動車(以下、愛媛日産)は5月7日、EVサーキュラーエコノミーを目指し、リユースEVを用いた新たなEV販売モデル構築に向けた検討開始を発表した。MobiSaviの前身は、ディー・エヌ・エーにおいて、モビリティ領域における新規事業が検討されるなかでスタートしたプロジェクトだ。
今回検討している内容は、EVバッテリーのサーキュラーエコノミー促進、バッテリー性能の見える化と保証、価値の再定義、残価保証による買取・回収スキームの構築だ。自動車メーカー系ディーラーの基準に基づき再整備を施した車両に、「実用性能証明」「バッテリー性能保証」「残価保証」を付与し、リファービッシュEV※として販売。これにより、リユースEVに対するバッテリー性能や走行性能への不安を解消し、信頼性の高いリユース市場の形成を図るという。
なお、両社は、2025年度より今回の取り組みに関する共同検討を開始する。将来的には、愛媛日産が地域におけるリユースEV流通のハブとなり、査定・整備・販売にくわえ、バッテリー診断や二次利用のノウハウを集積・発信する拠点となることを目指す。さらに、このハブ機能を生かして周辺地域や他の販売店とも連携し、自動車メーカーを問わず多様なリユースEVを扱う体制を整えることで、リユースEVの流通を支えるエコシステムの構築を目指すと述べている。
※ 自動車メーカーや認定業者が適正な点検・整備を行い、品質や性能の保証を付けた高品質なリユースEV。(プレスリリースより抜粋)

EV実用性能証明書
(イメージ)