荷下ろし作業自動化ロボット mujin、日本国内でも年内公開へ
2023/8/25(金)
株式会社Mujinは8月23日、デバンニング(トラックからの荷下ろし)作業を自動化する世界最速※の知能デバンニングロボット「トラックボット(TruckBot)」を米国で先行発売したことを発表した。日本国内においても、年内の公開を予定しているという。
※ 自社調べ(2023年8月)、トラックからの荷下ろし作業を自動化するティーチレスな産業用ロボットとして
トラックボットは、トラックやトレーラー上のコンテナから1時間あたり最大1000ケースの混載荷下ろしを実現するという。さらに、Mujinが独自に開発した「Mujinコントローラ」で制御することで、最も効率的な経路と動作を自律的に計算し、高い生産性を維持しながらコンテナからの荷下ろしを自動化する。コンテナは最大15メートル奥まで到達可能で、最大22kgのケースを扱うことができる。
トラックボットの特長は、「3Dビジョンによる高精度認識」、「可動コンベヤとハンドの設計」、「ロボット知能化ソフトウェアによる動作最適」だ。「3Dビジョンによる高精度認識」では、3Dビジョン性能を進化させることで、難易度の高い環境における高精度認識を実現した。「可動コンベヤとハンドの設計」では、専用の可動・可伸縮コンベヤ、コンベヤと連携する特殊ハンドを開発し、同システムを実現している。
また、「ロボット知能化ソフトウェアによる動作最適」では、高精度3Dビジョンで認識した情報を基に、リアルタイムに最適な経路・動作を計算し、コンベヤやハンドを動かす。これにより、無駄のない動き、最高1000ケース/時という高い生産性を実現しているという。
新デバンニングロボット 「トラックボット(TruckBot)」
2023年3月米国の展示会「ProMAT(プロマット)」での様子