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村田製作所、位置情報を活用した交通安全ブザー「こえか」提供開始

2023/10/24(火)

交通安全ブザー
「こえか」

株式会社村田製作所(以下、村田製作所)は10月12日、児童の交通安全のために自動で声かけができる交通安全ブザー「こえか」の提供開始を発表した。

「こえか」は、保護者の目を離れて通学する児童を対象にしたサービスだ。保護者がスマートフォン上の専用アプリからあらかじめ設定しておいた危険箇所に近づいた際、児童が持つ小型専用端末から「左右を確認してから渡ってね」などの音声でアラートを発する。端末はGNSSを利用した測位機能を備えており、登録地点に到達したことを正確に検知できる。このため、大人の目が届かない場所でも自動的に注意喚起が可能だ。

さらに、村田製作所は、金沢大学 藤生准教授と連携し、金沢大学附属小学校の児童を対象にして実証実験を実施した。その結果、「こえか」を用いた一旦停止の注意喚起音声の有無によって、児童の一旦停止率が約39%上昇したという。くわえて、「こえか」は、加速度センサによる行動検知機能を備え、実際に児童が一旦停止したかどうかを検知して保護者のスマートフォンに報告できる。この機能を活用すれば、家庭での交通安全の意識づけを適切なタイミングで行うことが可能だ。

また、同サービスは、村田製作所が手掛ける初めての一般消費者向けサブスクリプションサービスだ。なお、同社は、今後も「こえか」の機能を継続的に拡張し、より多様な方法で児童の交通安全に貢献できるサービスを提供していくと述べている。


(出典:村田製作所 Webサイトより)

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