ナビタイムジャパン、高速道路上のサグ部にて注意喚起する機能を提供開始
2021/12/17(金)
株式会社ナビタイムジャパン(以下、ナビタイムジャパン)は、カーナビアプリ「カーナビタイム」にて、高速道路上のサグ部の手前で速度低下しないよう音声により注意喚起する機能を提供開始する。12月16日付のプレスリリースで明かした。
サグ部とは、道路上で下り坂から上り坂にさしかかる部分のことだ。勾配が緩やかで上り坂に気付きづらいため自然と速度が低下し、渋滞につながりやすい。同機能は、高速道路上のサグ部の上り開始地点の300m手前で、「上り坂のため、スピードの低下にご注意ください」という音声発話にて、注意喚起を行う。また、下り開始地点でも「下り坂のため、スピードの出し過ぎにご注意ください」と地形に合わせた注意喚起も実施する。サグ部の抽出は、高精度地図データの標高値から算出した勾配と、ナビタイムジャパン独自のプローブデータによる速度変動や渋滞統計データなどを組み合わせて、渋滞が起こりやすい箇所の特定を行っている。
高速道路上の渋滞原因の約8割は交通集中によるもので、その渋滞発生箇所の内訳では、上り坂およびサグ部は約6割というデータもある。ナビタイムジャパンは、サグ部にてドライバーに音声案内で速度を保つよう促すことで、渋滞緩和に貢献できればと述べている。なお、同機能は今後、トラック専用カーナビアプリ「トラックカーナビ」でも提供予定だ。