“BRICKS FUND TOKYO”は、成長産業の共創を目指すスタートアップ投資ファンドだ。三菱地所株式会社（以下、三菱地所）と株式会社プライムパートナーズ（以下、プライムパートナーズ）が共同で運営している。

ニーリーは、三菱地所との事業連携により、短期的には、三菱地所グループが管理する月極駐車場・住宅付随の駐車場活用や「Park Direct for Business」との取り組みの実施する。さらに、中・長期的には、スマートシティの実現に向けた駐車場ビジネスのデジタル化・高度化を推進し、次世代のモビリティ・インフラの共創を目指すと述べている。

▼関係者のコメント
■三菱地所 執行役常務 新事業創造部・DX推進部・情報システム・情報システムセキュリティ担当 髙野圭司氏のコメント
この度はニーリー様に対し、CVCファンド「BRICKS FUND TOKYO」を通じたご出資の機会を頂けたことを大変うれしく思います。
三菱地所グループでは、大手町・丸の内・有楽町エリアにおいて「丸の内パークイン」を運営するなど駐車場事業を運営するほか、三菱地所パークス株式会社などにおいて駐車場の管理運営受託事業やコンサルティング事業を展開しており、両社の総管理台数は23万台に及んでいます。
駐車場管理業務のDX推進により業務効率化を図るのみならず、オーナー様および利用者様のUI・UX向上や、今後のEV化、スマートシティ・MaaSの発展を見据えた駐車場事業の高度化は当社グループにとっても重要であると考えています。
本出資を契機として、ニーリー様との多岐にわたる事業連携を推進し、次世代のモビリティ・インフラの共創を実現できることを楽しみにしております。

■プライムパートナーズ Investment Manager 田中智史氏および、三菱地所 新事業創造部 主事 橋本雄太氏のコメント

月極駐車場は非常にデジタル化が遅れている市場であり、国内約3000万台あると言われる駐車場のポテンシャルが最大限活用されていないだけでなく、不動産管理会社・借主双方に大きな非効率を生んでいます。ニーリーが手掛けるDXソリューションは、業界全体の業務効率化に止まらず、月極駐車場をデジタル化することで可用性が高まり、モビリティデータと組み合わさることで新たなサービスやビジネスモデル創出が期待されます。本ファンドでは、ニーリーと三菱地所グループとの共創を通じて、駐車場及びモビリティデータを活用した次世代の街づくり・スマートシティ実現を目指すなど、同社の成長を多方面で支援してまいります。